2003年4月26日(土)

 『鉤爪プレイバック』読了。エリック・ガルシアさん、才人だよねぇ。『さらば、愛しき鉤爪』は、相棒の死を追って、自己再生、過去の清算などのキーワードが提示される、わりと静か目の純正ハードボイルドだった。『鉤爪プレイバック』には、結構ハードなアクションがあって、他にもいろいろ一作目とは別の味わいを楽しませてもらえる。共通しているのは、計算され尽くしたプロットによるミステリ的妙味。え? 二作目はバレバレ? 言われてみればそうかも…(^^;;;)。

 で、今読んでいるのがプラム・シリーズの六作目。コメディまっしぐら。相変わらず会話がおもしろくて、好奇心一杯で健気なステファニー・プラムが笑わせてくれる。

 ここのところ、週末はサッカーだったり出社だったり家族の用事があったりと、気の休まらない休日が続いていた。今週は久しぶりに何もない週末を過ごしている。平和。久しぶりに桶川のBOOKOFFにでも行ってみようと思っている。それから公園で、次男の自転車遊び、長男はボール投げの練習。で、午後三時までに帰宅してテレビでレッズ戦を観戦。これでレッズが勝ったらこれ以上ない幸せなのだが。



2003年4月20日(日)

 『サイレント・ジョー』は巷の評判ほどおもしろくなかった。良い小説なのは間違いないけど、主人公に全然感情移入させてもらえない。はっきり言って嫌いなタイプ。それだけで小説への興味が半減してしまうのは、我ながらいい年こいて情けないとは思う。

 我が浦和レッズはリーグ戦で久しぶりの勝利を収めた。勝つには勝ったが、内容的にはあんまり感心しない。湯浅さんほどではないけど、前線での動きやフォローが満足できるモノではなかったと思う。山田にしろ平川にしろ、目の前に広大なスペースが広がっているのに上がっていこうとしない。とくに平川はどうしちゃったんだろう。山田は鈴木慎吾とのマッチアップでそれどころではなかったんだろうけど。2点ともエメルソンの個人技からというところも気に入らない。組織だった動きが見えない。京都の出来が悪くて救われた格好かな。で、どうみたらあれが「ハイレベルな連鎖サッカー」に見えるんだ?



2003年4月17日(木)

 泣けた。今朝はスポーツ紙を四紙買った。やっぱりサンケイはクソだということが判明。それでも記事を読んで、またもやウルウル。おかげで今日はご機嫌な一日を過ごさせてもらった。ありがとう>永井。それにしても、永井の話をするたびに面映い気持ちになるのはなんでだろう。

 というわけで、19日の京都戦もたのみます。



2003年4月13日(日)

 そうか、公式戦の連敗のほかに「リーグ戦連敗」ってのがあったか。まったくマスコミはレッズを虚仮にしやがって…。昨日の放送もひどかった。レッズを小馬鹿にしたようなアナウンサーと解説者の一言一言がグサリと刺さる。公共放送は公共放送らしく公平な視点で放送しろよ。だから、受信料払いたくないんだな。

 まあ、八つ当たりしてもしょうがないんだけど…。シュート2本じゃねぇ…。前半20分くらいまでは球離れも早いし寄せも早いし、もしかしたらの予感を感じさせる内容だった。でも、磐田が長いパスを入れ始めてからおかしくなった。ラインを上げられない。結局ラインを引いたまま中盤を間延びさせてしまい、こぼれ球を拾えなくなって徐々に磐田ペースに。だったらレッズだって方策はあるのに、左サイドの平川があの出来じゃあね。もっと早い段階で三上に交代すべきだった。毎度のことだけど。

 もうちょっと、もうちょっとでブレイクしそうなんだけど、あと一歩が超えられないもどかしさ。信じて待っていいんだろうな……。



2003年4月9日(水)

 昨晩のこと、今年小学六年生になった長男がシミジミとつぶやいた。「オレ、ここで生まれて良かったなぁ…」 イラク戦争とか身近で聞こえた児童虐待とか新学年の道徳の教科書で読んだ人種差別のこととか、彼にそうつぶやかせた原因はいろいろあるんだろうけど、親としては感慨深いモノがあった。

 恐竜ハードボイルドはとっても良かった。最近あんまり本を読んでいないけど、噂の『サイレント・ジョー』もなかなか良さそうだ。で、予定通り『山妣』は中断してしまった。上巻の250ページくらいだった。

 先週日曜日のレッズ戦は、当日抽選で70番台を引くことができたので余裕だった。数字を見たとき、思わずニンマリしちゃったもんね。

 室井が絶好調。エの字の代役を務める長谷部もいい。長男曰く「久しぶりに前にボールを蹴った啓太を見たよ」 イヤ、まったく。心配なのは、坪井の動きがイマイチなのと、山岸の不安定なフィードかな。今日はナビのアウェイ神戸戦。ここで勝っておかないと…。



2003年4月3日(木)

 3月31日、行き着けの歯科に駆け込もうと思ったけど、なんとなくイジマシイのでやめた。当日はどこの病院も結構な混雑振りだったらしい。一進一退を繰り返す歯根の痛みに耐えかねて歯科に行ったのが4月2日。だったら3月31日に行っとけよ、とは知り合いの弁だ。でも、そういう気持ちにはなれない。

 それはともかくとして『さらば、愛しき鉤爪』だ。タイトルからして(原題は違うようだが)、チャンドラーのアレのパロディというかオマージュ。ゲテモノかと思ったらすばらしい作品で、深い示唆に富んだ結構なハードボイルドだ。もう少しで最終ページ。泣かせる恐竜ハードボイルドだ。『山妣』は中断かも。板東眞砂子さん、大の苦手だった。忘れていた。