2000年5月31日(水) マルティン・ベック=シリーズ雑感2 警視の職務

▼昨日に引き続きベック・シリーズの雑感をひとくさり。マルテイン・ベックはスウェーデン警視庁殺人課の主任警視である。警視といえば、警察組織でもかなり上の部類に入るだろう。日本ならば、巡査→巡査長(便宜的階級)→巡査部長→警部補→警部→警視補→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監…だっけ? しかもベックは主任警視だ。この階級は日本には無いと思うけど、ま、課長みたいなもんなんでしょうね。それにしては……それにしては、水際立った捜査指揮をしないのだ。他のミステリの警視といえば、真っ先に思い浮かぶのがクィンティン・ジャーディンのスキナー警視、あるいはトマス・チャスティンのカウフマン警視、ピーター・ラヴゼイのダイヤモンド警視、他にはダルジール警視だとか…あと誰がいたっけ…。先に書いた二人は捜査指揮の点では申し分ない豪腕ぶりを発揮する。組織を動かすという意味では実にその階級らしい働きを示すわけだ。変わってダイヤモンドやダルジールは実務派現場派とでもいうか。当然ベックは後者に属する。でもね、スウェーデンの警察機構がよくわからないので言いずらいんだけど、一本化された国家警察のストックホルム警視庁殺人課の主任警視といえば、日本の警視庁の捜査一課長以上の実力者なのは間違いないでしょう。それが、捜査の指揮をとるどころか、単身出張して単独で捜査したりする。これはおかしいよね。ベックの指示を仰ぎたい人たちがたくさんいると思うんだけど。捜査小説としてのリアリズムは申し分ないんだけど、ベックという人に拘るあまりそのあたりが甘くなってしまったような気もしてしまうのだ。

2000年5月30日(火) マルティン・ベック=シリーズ雑感1 休暇と語学

▼読むたびにわが身を振り返ってしまうのが、働き蜂たる境遇とわが日本の現状なのである。シリーズの執筆年代は1960年代中盤からその後の約10年間。日本でいえば、高度成長前後にあたるのだが、なんと言っても一番の驚きは潔い休暇だ。当時ですら、労働者には3週間以上の休暇が認められているのだ。大抵は6月にとる。ベック等はその期間に何度も事件に遭遇する。決まって出るのが、優秀な捜査員が休暇でいない……。しかも大方の連中はあたりまえのように外国に行く。警官ですら、休みは当然の権利と主張しているんだから、いやはや現代の日本ですら、いやいやこれからも永久にヨーロッパに追いつくことはできないでしょうね。もちろん、当然土日は休む。ホンマかいな、と目を剥く描写も多々あってそっちの方がおもしろかったりするのだ。語学に堪能なことにも驚いてしまう。彼らは母国語の他に英語、ドイツ語、デンマーク語あたりは当たり前のように操るのだ。もちろん、人によって得手不得手があるんだけど、加えてフランス語や、イタリア語まで操ってしまう人がいたりする。地続きのヨーロッパならではなのですなぁ…。いずれも聞きかじってはいたことなんだけど、今更ながら文化の違いに感じ入ってしまったのである。たった10日間の休暇にも周囲の目を窺い、土曜は人目を憚って休み、たまに英文のメールが来たといっては大騒ぎしているぼくらって一体何なのでしょ? 今読んでいるのが、数えて9冊目『警官殺し』。全10冊だから、残すところ正味1冊になってしまった。大事に大事に読んでいる。

2000年5月29日(月) 本屋のオヤジの灰皿

▼地元駅からの帰り道に、小さな書店がある。書店といっても8割を占めるエロ本エロビデオの他には、コミックと雑誌程度しか置いていないので、ぼくはほとんど利用したことがない。この品揃えは経営上しょうがないんでしょうね。今日その書店に差し掛かったときのこと。目の前2mくらいに迫りつつあるぼくの前にいきなり何かが飛んできた。薄明かりにも映える赤い小さな物体。たたらを踏んで見やると煙を上げている。弧を描いて側溝に吸い込まれた物体は火がついたままの煙草の吸殻だったのだ。思わず書店の前まで行って、店の中をにらみつけた。視線の先では本屋のオヤジが仁王立ち。どこが悪いんだよ! そこはオレの灰皿なんだよ!! そう言っているように見えた。こんなジジィに限って、今の若い奴らは、とか言うんだろうね。これじゃ、若い奴らが良くなるわけないじゃないのさ。

2000年5月28日(日) 続、埼玉の公園

▼埼玉の公園ページ「公園へ行こう!」を形だけだが、何とか独立させた。未練たらしく「楽天生活」のTOPにリンクを置いてあるが、これもいずれははずすつもり。あ…、「楽天生活」のTOPページのデザインを変えないと…。う〜む、…これは課題なのです。デザインセンスは皆無なので…σ(^_^;。
▼午後は急に晴れ渡ったので、急遽「そうか公園」に出かける。そろそろ長男が親と出かけるのを嫌がるようになってきた。じゃ、留守番してなよ、というと渋々ついてくる。清里の保養所の留守番で恐い思いをして以来、留守番が恐いのだそうだ。いつきても立派な公園で羨ましくなる。春日部にこんな公園があれば毎週でも訪れたい。なんと春日部には芝生の公園が無いのだ。考えられませんよね。

2000年5月27日(土) 埼玉の公園

▼「大宮花の丘」に行く予定だったが、風が強い上に空の色が良くないので見送ることにする。で、長男と床屋へ。ところが、日が差してきたのでもったいなくなり、帰りに「柴山沼」経由で「総合運動公園(久喜市)」へ行ってみた。「柴山沼」は土地がないためどうしようもない。掲載見送り。久喜の「総合運動公園」は以前来たことがある。公園エリアの横に川が流れていて、その向こう岸がこんもりと茂っていて妙に気になっていた。今回はそこを探訪してみようと思ったのだ。だが、歩けども歩けども谷が終わらない。やっと小さな橋を見つけて渡ってみたら、そこは残土の捨て場だった。唖然。こんもりと茂って見えたのは、捨てられて小山のようになった、コンクリを含む残土に雑草や小木が生えただけの姿だったのだ。埼玉県はこういうのがものすごく多い。とにかく整備されていない。ばかりでなく、道路も悪けりゃ、インフラはみんな良くない。これは政治が悪いんだろうな。ひど過ぎ。 

2000年5月26日(金) 暗黒の記憶

▼トマス・H・クック『夜の記憶』を読了した。なんとも救いようのない物語。巷では記憶シリーズなどと呼ばれているが、そのどの作品よりも救いようがなく、暗い。そして恐い。感想は近いうちに。

2000年5月25日(木) ウェブサイトを閉じる日

▼高校時代からの自分の趣味の変遷を辿ると、映画→音楽→本→映画→音楽→本と繰り返して、合間にプラモデルを作ったり、山に登ったりゲームをやったり。そうこうしているうちに自分の時間が少なくなってしまい、年間200本以上見るほど入れ揚げた映画から離れてしまい、マンション暮らしで周囲に漏れる音を気にするあまり音楽からも離れつつある状況。本だけは手軽で、時と場所を選ばないので断続的に続いている。でも、それとウェブサイトは直結しないかな。本の趣味はそれぞれで、今のところ言いたいことがあるからこんなサイトをやっているけど、今でも薄くなりつつある執着心が更に薄くなれば、ある日突然閉めてしまうかもしれない。ま、それはそれですね。もちろんご挨拶してからだけど。突然死んでしまった場合どうなるんだろう。女房に使い方を教えているけど、「ぼくは亡くなりました」ってちゃんとアップできるかな。掲示板はどうかな……無理でしょうねぇ…。長期間に渡って突然更新が無くなった時はそういう状態なので(^^;;;。わかる人にはわかると思うけど、こんなことを考えさせたきっかけはあなたですよ……(^^;;;。復帰して良かった。

2000年5月24日(水) まったく不可解

▼出社したら、待望というか予想外というか、yahoo! JAPANから会社のサイトを登録する旨のメールが届いていた。ま、素直に喜びました(^^)。実際の登録は昼前だった。お願いしたのとは別のカテゴリだけど、それはしょうがないことにしよう。しかしね、3月から登録申請を続けて3回目。1回目の時からサイトの運営方針はどこも変わっとらんのよ。逆に聞きたい。yahooさんよ……なんで登録したのさ?? どこをどう、何をどう見たのさ? ますますわけがわからない。ますます登録基準がわからない。偉そうに登録するカテゴリはこっちで選びますとか。わけわからんて。インタネの世界では神様だもんなぁ。なんでもかんでも自由自在思いのまま。「奢れる者は久しからず」今更ながらこの言葉をyahooに進呈したい。

2000年5月23日(火) 読書の趣味が変わった?

▼噂のマイクル・コナリーの新作を読み終えた。楽しい読書だったんだけど、読後に響いてくるものが少ない。確かに絶妙の筋立てですばらしいんだけど、どっか力が抜けているような気がしてしまう。う〜ん、困ったもんだ。自分の読書の趣味が変わったのかも知れない。ベトベト鬱陶しいキャラは嫌いになったか……。コナリー再読の必要あるかな?

2000年5月22日(月) コナリーにはまる

▼仕事時間以外はコナリーの新作『わが心臓の痛み』を読みふけった。無類のおもしろさ。この人は後世に残る作家ですね。あとちょっとなんだけど、もうノンストップ状態。題材といい、ストーリィの運びといい、多少の臭さは我慢するとして文句無く一流でありますね。次男を風呂に入れて、早く続きを読みたいので、このへんで…(^^;;;。

2000年5月21日(日) 日曜夕方の日課

▼福山雅治のファンなのである、σ(^_^;。きっかけは東京FMのDJ。初めて聞いたのは3年くらい前なんだけど、やけにノリのいいしゃべくりのこいつは誰だ、と女房に問うたら、福山雅治だと。以前に大ブレイクしたときは、全然興味無かった。消えてからも、元々興味がないから気にはならない。気になりだしたのは、復帰してラジオでのしゃべりを聞いてからなのだ。この人はしゃべくりの天才ですね。それにキッチリ一歩下がって自分を見つめる目を持っている。番組で、トップを維持するのは難しいというような話をしていたことがあった。どういう理由で休業したかは知らないし、長いブランクの間に何を考え、何をしていたかもわからないが、それなりの時を過ごし、それなりの覚悟をして復帰したことが充分にうかがえる。というわけで、日曜夕方の日課は、福山雅治のラジオなのだ。午後4時、東京FM。音楽的にはそれほど才能があるとは思えないが、「桜坂」の1位がうれしかったりする、σ(^_^;。

2000年5月20日(土) 一日ウェブの改修工事

▼雨。長男が学校から帰ってきたらいちご狩りに行こうと思った。そのつもりで次男と一緒に午前中たっぷりと昼寝もしたんだけど、一向に雨が止む気配がない。観念して公園のウェブの改修工事に専念した。リンクを作ったり、新しいページを作ったり、記事を付け足したり。読みかけのコナリーが気になって何度も開くが読めない。ま、こういう日があってもいいやね。

2000年5月19日(金) 自ら「さわやか」と名乗るヤツ

▼長男が小学校からプリントを一枚もらってきた。なになに……校区の中学校が児童生徒保護者の相談室を開設した……ふむふむ…悩み相談に応じます、秘密は厳守します…。「さわやか相談室」という名前なんだそうだ…(-_-;)。相談員は「さわやか相談員」と呼ばれる……。ったく学校ってやつは…。だいたい「さわやか」を名乗るやつにはろくなヤツがいないんだよ。ほらっ、自ら「さわやか」と名乗るヤツを連想してごらん……政治家、でしょ? 選挙ポスターに「さわやか」の文字がある候補者は真っ先に抹消する。学校はなんでも「さわやか」と名乗れば、すべて解決すると未だに思っているのだろうか? こういう時代錯誤な自己欺瞞的対応が子どもたちに反感を買っていることがわからないのだろうか。情けないよ。ウチの長男なんかご丁寧に、「さわやか」の文字を全部「むかつく」に書き直していた(^^;;;。えっ!? ウチの子だけ?(^^;;;。

2000年5月18日(木) 発想と知識

▼この二つはまったく別のものですよね。知識をどれだけ詰め込んだところでアイディアが迸るわけじゃない。逆に豊かな発想をするやつが、余計な知識を詰め込んでしまったがために平凡に堕落することもあるし。もちろん、必要最低限の知識は必要なのは認めるが、なんでもかんでも資料資料といって、頭でっかちになってもアイディアは浮かばない。過渡期の会社はおもしろい(^-^)。でも、豊かな発想を生かすのは難しいかも…リスクが大きいから。知識が幅を利かせるのはしょうがないとしても、小手先の知識が発想を封じ込めるようになってはダメなんだろうな。こりゃ難しい。

2000年5月17日(水) いよいよ再インストールしかないか…

▼メインのパソコンの調子が悪い。penII450マシンで、購入してから一年半くらい。地元のショップブランドだ。いつのころからか、終了時にトラブルが発生してあの腹の立つブルー画面(自分で勝手にハングしといて、次からはちゃんと終了させろってねぇ…こっちは悪くないぞ!)が現れてしまうようになった。最初はたまに、それが最近では2回に1回だ。これはもうWindowsの再インストールしかないか、と考え始めています。でもですねぇ…、ドライバ類がわからないのですよ。元々整理整頓が得意じゃないから…。片っ端からダウンロードして、えいやっ!とやっちゃうか…。こうなったらもうそれしか方法が無いよね。前にFADVの知り合いで、システムエンジニアの方がおっしゃっておられました。パソコンは買ったらいじっちゃいけないんだと。必要最小限のソフトをインストールしたら、あとはいじらない。至言でありますねぇ…。ショートカットアイコンを変えたり消したり、あれしたりこれしたりデスクトップをごちゃごちゃいじっちゃいかんのですよ。雑誌のCDやらダウンロードしたソフトやら、なんでもかんでもインストールしちゃいかんのですよ。やっとわかりました。10年かかった…(^^;;;。そのくらい達観してパソコンと付き合わないとダメなんですね。

2000年5月16日(火) 堂々とカタカナ語を喋るヤツ 

▼これは信用しないことにしてます。何かと言うとビジネスだの、e-コマースだの、アウトソーシングだの、カタカナ語を並べればそれがマーケティングで、しかもご大層な意見を言ったつもりになっているヤツね。そいつの話を全部に日本語に置き換えれば、意味のあることは何一つ言ってなかったりする。話の中にカタカナ語が出てきたら、必ず話の腰を折って日本語で反芻してやることにしている。薄っぺらいんだよ。特に、情報技術関係にはこういうのが多い。あれですよ、あれ…IT。カタカナの用語を並べ立てて、知ったかをする傾向があらゆる層に浸透していてびっくりしてしまう。特にこの手の知ったか野郎は銀行関係に多いね。銀行の知ったか野郎は手におえない。なんせ、相手は無知のくせに金と権力を持っている社長だもんね。銀行の方々は、普段からカタカナ語アレルギーの中小企業の社長さんを相手にしているから、ソフトにうまく丸め込む術を心得ている。だから非常に始末が悪いわけ。どうにも我慢できない、勘違い野郎はマーケティングやってるやつとかプランナーに多いね。あ、これは市場調査と企画と言うべきだったか…(^^;;;。

2000年5月15日(月) 大声で喋る男、大声で笑う女

▼歩いていても、電車に乗ってもこんなヤツばっかりだ。帰宅途中の暗がりから馬鹿でかい声が聞こえる。一瞬、背中が反り返ってしまった。何事かと思ったら、自転車を傍らにでっかい声でしゃべる携帯のガキ。住宅地のど真ん中ですよ。思わずケリを入れてやろうかと思ったが、仕返しが恐いのでそのまま素通り。電車の中では、馬鹿でかい声で笑う女だ。知性のカケラもない下卑た笑い声を出す女と付き合ってるのはどんなヤツだろ、と相手を盗み見るも死角で見えない。揺れた瞬間盗み見たら、あららひとりじゃないの。相手は携帯だった。オツムが空なんだね。周囲が見えていない。携帯電話なんて法律で禁止しちゃえばいいんだよ。

2000年5月14日(日) 突発的に発症するから

▼突発性発疹て言うんですね。理由の見当たらない発熱の次男だったが、昨晩には37.4度まで下がって今朝はご機嫌だ。それが、午前中の昼寝から起き上がったと思ったら、身体中に赤いプツプツが出来ている。ああ、やっぱり。運良くかかりつけの医師が休日当番医なので電話で確認。念のため診たい、と言うので出かけた。案の定、突発性発疹。そういえば、長男も1歳ちょっとのとき発症したんだった。旅行先の温泉地で発熱して…。いやあ、赤ん坊はいろいろあるね。帰りに「槻の森公園」のスポ・レク祭にちょっとだけ寄る。屋台で買ったお好み焼きがオイル臭くて吐きそうになったが、元来の貧乏性のため全部食べてしまった。それが理由かどうかわからないが、胃がムカムカしている。我が家の山根クンも下痢をしているらしい。軟弱な一家…(^^;;;。

2000年5月13日(土) 喧騒の図書館

▼次男が水曜の夜から発熱していて、昨晩もぐずりっぱなし。おかげで3時間程度しか眠れなかった。近くの公園のおまつりに行こうと、長男を誘っても首を縦にふらない。寂しい父親はひとり、図書館経由でおまつり見学に出かけるしか手はないのだ。しかし…図書館を集会所かなんかと間違えてるんじゃなかろうか。あの喧騒はなんだ。図書館では静かにって小学生のころから教えられなかったっけ? 子どもがうるさいのはまだわかる。我慢ならないのは、その親たちのうるささだ。だいたいお前ら、学校行ってたころは図書館なんてまるっきり縁がなかったんだろ。そりゃ子どもの教育には本は有効だよ。でもさ、子どもたちがわめいたら、ここは図書館だから静かにしなさい、って教える方がよっぽど教育上よろしいんだよ! 図書館が珍しくて舞い上がってんのか? ダベるなら外に出ろよ! 走り回る子どもを大声で追っかける親。腹立たしいやら、情けないやら、そそくさと2冊借りて退散した。親があれじゃ、子どもはダメに決まってる…… 

2000年5月12日(金) インターネットの普及率25%

▼朝日新聞に掲載された東大社会情報研究所の調査によれば、そんな数字がはじきだされたそうだ。どのメディアを食っているかというとテレビなのですね。そのうちの34%の人がテレビを見る時間が減ったと答えたらしい。ただし、調査した年代が13歳から70歳未満。その中から50歳以上の人を省いて数字を出せば、もっともっと大きな数字になるんでしょうね……なんて言ったら怒られちゃうな…(^^;;;。4人に1人という数字、これはあんまり真に受けちゃダメでしょう。だって会社で使ったことのある人まで含んでるんだから。ウチの会社でアンケートしても、ほとんど全員に近い数字が得られるんじゃなかろうか。それでも、インターネットをメディアとして捉えて、有効に利用しているヤツは数えるほどしかいない。人を頼ってああしてくれ、こうしてくれ。挙句、解りもしないくせに設定をいじくりまわして、動かなくなったから直してくれ…(-_-;)。これじゃあテクハラしたくなるよなぁ……(^^;;;。

2000年5月11日(木) 「ショムニ」は「水戸黄門」である

▼前回の放送から、我が家では定説になっている。「ショムニ」は「水戸黄門」である。「水戸黄門」のおもしろさはなんといってもあの印籠である。ひかえおろうっ! この紋所が目に入らぬか! それまで威張り散らしていた輩がとたんにシュンとなって土下座する。その時刻がおおよそ8時44分前後。それまでの44分間は、その瞬間のための前振りであって、印籠を取り出すための儀式に過ぎない。ま、これこそ定説であるね。かたや、「ショムニ」。時間は1時間ほどずれて9時44分前後、印籠ならぬ坪井千夏(江角マキコ)の威勢のいい啖呵がカタルシスを与える。水戸黄門の愛好者が8時44分ころを目指し、あれやこれやと印籠のタイミングについて考察しながら番組を見るように、ショムニの愛好者は9時44分ころを目指して、江角の啖呵のタイミングとその論理を推測しながら待つのだ。どうです? ショムニは水戸黄門である。納得していただけましたでしょうか…(^^;;;。

2000年5月10日(水) さて、減量はどこへ…

▼いつのまにやら看板だけになってしまった>減量日記m(__)m。1998年晩秋に始めたころの体重に近くなってしまったんじゃなかろうか(・_;)。リバウンドを考えればもっと行ってしまう可能性もある。でも恐い、我ながら情けないのだが、体重計に乗るのが恐い…。
▼昨日が懸賞旅行の締め切りだった。とうとう貰い手もつかず。嫌な思い出だけが残った。声をかけた全員でしょうね、これは。これほどに罪作りで業苦といっても過言ではなさそうな仕打ちをしておいて、当選とは言えないでしょう。紛れも無いババを引かされたわけだ。それをおめでとうございますって……二度とマツダ車を買いたくない気分だ。

2000年5月9日(火) 忍耐は美徳か

▼日本人にとっては紛れもない美徳だよね。全体が忍耐を求める社会だもんなぁ……。某氏の息子、この春社会人になりたて。入社してみたら営業用の車を個人で買わされた。その上ガソリン代も出ない、駐車場代も出ない…一ヶ月3,000kmも走るのに…だ。毎月20万円にも満たない給料じゃ当然やってけない。思い余って親に毎月いくらかの援助を申し出た。ご両親がどういう対応をしたかは知らないが、こんな境遇に忍耐を押し付ける根拠はどこにも無いよ。それよりなにより、そんな会社を選んだ本人に問題があるんじゃないのかな。夫婦関係も同じだと思うんだけど…。今日読み終わったマルティン・ベック=シリーズの『消えた消防車』の話なのだが、スウェーデン南部の町マルメにモーンソンという警部がいる。年齢は40代後半くらい。妻とは半別居生活をしている。月曜から金曜までお互いが一人暮らしで、金曜の夜から日曜の夜まで同居生活を送っているんだと。1969年の作品ってことを考えれば、さすがにスウェーデン。進んでるよねぇ…。そのモーンソン警部によれば、今や週末が来るのが楽しみなんだと。でも、日曜の晩には顔を見るのも嫌になるって(^^;;;。主人公のベックの家庭も崩壊寸前だしね。考えてみれば、警察小説の主人公たちは幸せな家庭生活を送っていない。スキナーくらいなもんか…(^^;;;。おっと話が飛んでしまった…。ま、気の持ちよう、で乗り切れるうちはいいんだけど、過ぎると病気になるからね。おかしなところで精神修養してもためにはならないなぁ。

2000年5月8日(月) 検索エンジンを名乗るな!

▼予定通り、午前中は1時間もかけてyahoo! JAPAN宛ての抗議メールを書いた。腹立ちまぎれ破れかぶれなんだけど、ソフトにソフトに。どうせ、返事なんて気やしないんだろ、と忘れかけていた午後になって返事がきた。ははぁ…マニュアルがあるのですね。読むほどに腹がたつ文面。マニュアルの文章をそっくり貼り付けただけという返事メール。確かに掲載権はあちらにある。そんなことは言われなくたってよくわかっている。あんたらは今やインターネットでは最大の権力なのですよ。権力は濫用すれば、おのずと崩壊がはじまるもの。明確な掲載基準も設けず、掲載基準はサーファーの頭の中にある、なんて通用しないのだ。今や企業の掲載率は10%を切ったとか。個人を入れたらもっと下がるらしい。なんで? 以前は100%近かったんだよ。君たちそんなに偉いのかい? 同じカテゴリの他のウェブを見たって、全然ウチと変わらんよ。むしろウチのウェブの方が良く出来ていると思える所もあるくらい。少なくとも検索エンジンを名乗るなら、提供された情報の90%以上をシャットアウトなんて絶対におかしい。そんな方針なら検索エンジンなどと名乗るんじゃない! 何度も言う。権力は濫用すれば崩壊するのだよ。yahoo!も長くないんじゃないか。心からそう思ってしまう不掲載だった。

2000年5月7日(日) あれは天然なのか… 

▼飽食と育児の連休もまたたく間に過ぎ去る。結局本は一行も読まず、育児に専念する休日だった。別に連休だけではないんだけどね。いつも休日には離乳食完了期満1歳の次男に3食とも食べさせている。しかも日に何回かは作る。午前午後2回の昼寝にも添い寝でつきあう。夜は夜で、風呂に入れるのは当然として、風呂上りに一日一回だけのミルクを飲ませてそのまま寝かせる(これは毎日)。父もそのまま寝入ること度々。昨日今日は天気もいまいちなので、まさにこのパターンでありました。
▼暇にまかせてダラダラとテレビを見続けた。日曜日はタレントが海外に行って適当にロケをした番組が流れることが多い。今日もいろいろやっておりました。しっかし、あれって天然なのかねぇ…。あれですよ、アレ……失楽園のあの自称ワイン通女優。彼女がオーストラリアでワインを飲みまくる番組だったんだけど、あの人のあの目線が恐い。ちょっとキ印っぽいぞ。身のこなしひとつひとつが、非常に田舎臭くて洗練されていなくてダサくてカッコ悪くて…、で、目線が宙を彷徨うから恐い恐い。あれは計算じゃないよなぁ……天然だよなぁ…。

2000年5月6日(土) 春日部市民のつとめ

▼クレヨンしんちゃんですね(^^;;;。映画といえばアニメの日々なのだが、今回はそれなりにおもしろかったかな。今まで数限りなく子供向けのアニメ映画を見てきたが、今回のしんちゃんは一番良く出来ていた。脚本もなかなか良かったし、見せ場もたくさん。今回はテーマが良かったね。構成もうまいし。ま、親子で楽しめる映画になってましたね。その点、ポケモンなんてどうしようもないもんねぇ…。最近のドラえもんなんか、着想から脚本からストーリィ展開からみ〜んなダメだんもんね。しんのすけは、前回の温泉なんとかってのがどうしようもないひどい作品だったから、少しは考えたのかな。しかし、今にもつぶれそうな春日部の映画館はガラガラだった。次は『どら平太』とかいう作品。つぶれないでくれよ、って…見にいかれないんだけど…m(__)m。

2000年5月5日(金) わが家の山根クン

▼8時半に保養所を出発。清泉寮に寄って、美味ソフトを味わってから佐久インターに向かった。道中はたいした渋滞もなく、午後1時過ぎには東松山インターを降りることができた。昼食は朝にぎっておいたおにぎり。レジャーシートを広げられる公園で食べようということになり、目星をつけておいた「八丁湖公園」に決める。インターから20分くらい。起伏に富んだ公園でおもしろい。父親はあちこち歩き回って写真撮影に熱中。その間家族はレジャーシートを敷き、食事をはじめていた。戻ってきたら、長男坊が横になっている。胃腸の調子が悪いらしい。そういえば、昨日の早朝も下痢でトイレに駆け込んでいたっけ。ああ、我が長男坊は山根クンなのだ。まる子のように強く生きてくれ。
▼「八丁湖公園」を3時過ぎに出発。席を後部右の父と入れ替わり、長男が後部座席へ。後部右に座った者は、隣の席の次男がむずかった時に大忙しなのだ。でも、次男は熟睡間違いなしだからね。予想通り、次男はすぐに熟睡。胃腸の具合の悪い長男もほどなく熟睡した。前の席で女房と静かに話す。久しぶり。後ろを見れば、我が子ふたりがスヤスヤ。ささやかな幸せでありますね(^^;;;。

2000年5月4日(木) 説得する自信が無い

▼例のバス・ジャック犯の両親が警察に説得にあたるように言われ、そう答えたのだそうだ。興味深い言葉ですねぇ。耳にした当初は、なんて無力で無責任な親だと憤りを感じた。でも、これが実体なんだろうね。だからといって、親の責任を放棄するのは許せないには違いないのだが…。物理的にどのくらいで死ぬか知りたかった、人を殺してどんな気持ちになるか知りたかったという17歳もいるけど、あれって正直な気持ちなんでしょう。ただし、それを実行に移すかどうかは別の話。この二人の17歳には全く異質なモノを感じる。共通項は、何かが欠けている、ってことだけかな。どっかのバカ新聞が、カンヌに出品している作品に同じバスジャックを扱った作品があるとか言って大騒ぎしていた。それをまたワイドショーが取り上げて…。処置ナシ。
▼今日は清里で長男が大活躍。子ども用だけど、エンジンのついた本物のゴーカートで大きい子とチェイスをしたと思ったら、牧場で馬に乗って大はしゃぎ。臆病者だと思っていたので、かなり見直したかな。ゴーカートは結構スピード感があって恐いのだ。恐いもの知らずというか、かなり大胆に運転していて親の方が恐かったくらい。三年生だもんねぇ。良くも悪くも、子どもらはなるようにしかならないのだ。親の欺瞞を見せつけないように心がけている。

2000年5月3日(水) 佐久は桜が満開。道路脇には超粗大ゴミが

▼今日から二泊三日で八ヶ岳の保養所に出かける。目覚まし時計無しで、午前3時40分起床。年甲斐もなく興奮してるのかな(^^;;)。約一年ぶりの遠出だから、ま、しょうがないやね。さて、ご飯が炊き上がるまでのしばらくの間をパソコンの前で過ごしてから台所に立った。でっかいおにぎりを八個にぎる。出発は午前6時。予定通りですね。
▼関越自動車道はたいした渋滞に巻き込まれることもなく通りぬけたが、上信道でハマってしまう。対面通行があるからね。11時過ぎに佐久インターで降りたら、満開の桜が出迎えてくれた。約6時間のドライブの末に辿り着いた清里も桜が満開。遅いんだね。昼食後、長男を誘って風呂に行く。帰ってきたら、ヤツはくしゃみを連発。まさか…風邪ひいたか…。早起きだったので、次男の昼寝を合図に全員で昼寝。起きてから清泉寮に行こう、近くのコンビニに買い物に出かけようと誘っても、長男は色よい返事をくれない。なら、お留守番ね、と3人で出かける。荷物を抱えて帰ってきたら、前から見覚えのある姿が走ってくる。誰かと思ったら長男坊。あれ? 泣いてるぞ(^^;;)。変な物音がして怖かったんだと…(^^;;)。彼なりに追い詰められて悩んだのだね。「鍵かけてないから…ドロボウがきたらたいへん…」とかいうわりに自分の小遣いはちゃんと持ってきてる(^^;;)。せっかく昼過ぎに到着したのに、どこにもでかけなかった。長男の具合によっては明日も。ま、いっか。
▼なぜか清里には、捨てられた車が多い。何年も道路脇の同じ場所にある、朽ち果てた廃墟のような車。ここらへんだけで3台もある。これは町の良識の問題だろうね。観光地としての自覚に乏しいからいつまでもほっとくのでしょう。少なくとも、みなさん来てくださってありがとう、って気持ちがあれば町で予算を取ってかたづけるでしょう。アレを見るたびに観光気分休暇気分が台無しになるから。現実に戻してしまうのは間違いないんだから考えるべきだよね。

2000年5月2日(火) 詐欺は言い過ぎだろうが 

▼昨日の海外旅行の続きである。会社でいろんな人にしゃべくりまくった。こんな経験は誰もしたことないからあまり参考にはならないんだけど、冷静に話を聞いてくれたある人は詐欺商法に似てるね、と言い放った。確かに。考えれば考えるほど腹が立つ。無料招待は一人のみ。よく読むと部屋はふたり部屋で、一人で参加の場合は見知らぬ参加者と相部屋になるんだそうだ。一人部屋を希望する場合は当然別料金を払わねばならない。だから一人で相部屋覚悟なら儲かった、当選した気分になれるのだ。でもね、あんな旅行に一人で行くやつなんてほとんどいないでしょ? そしたらもう一人、ハイ、10万円売上! それも6月の安い時期だからね。旅行までのスケジュールも腹立たしい。送られてきたパンフレット類にはオプショナルツアーの案内からお土産の案内まで。商売っけがプンプン匂う……。ま、貧乏人の負け惜しみと笑ってやってください…(^^;;;。でも、懸賞の旅行ってみんなこんなもんなのか?

2000年5月1日(月) キャンペーンに当選した…

▼帰宅してみると、食卓の上にあやしい封筒がある。差出人は、近畿日本ツーリストだ。女房に疑問の目を向けると、心なしか目が潤んでいるような気が……。当たったんだって!!と。2月に買った車はキャンペーン中で、自動的に3泊5日のユニバーサルスタジオ旅行に申し込まれていたらしい。6月15日から19日まで。それから後の我が家の食卓は大騒ぎだ。長男は、聞きかじったアメリカの治安の悪さをあげつらって、行きたくないと。ま、小三の彼は良くわかっていないのね。女房は行きたくてしょうがない。お父さんは? と聞かれたので逃げるように書斎に入った。申し込み期限は5月9日。本人(所有者は父)のみ無料で、2歳以上は一人10万円の追加料金を払えば3人まで同行可能(2歳以下は25,000円)。譲渡は2親等までだそうだ。だいたいこういうのは嫌いなんだよね。はっきり言って迷惑。家庭争議のもとだよ。木曜から月曜なんて休めるわけないでしょ。女房と子どもを行かせたって、小遣いを含めれば20万以上かかる計算だよ。それに、6月の西海岸3泊5日なんてもしかしたら10万円切る金額で行かれるんじゃない? ったく、マツダはセコイよね…たはっ…買った車はデミオ(^^;;;。大方の当選者が辞退すると見込んでいるとしか思えない条件のセコさ。しかもこのギリギリは何? 今日届いて、申し込み期限が9日。考える期間は金を使うゴールデンウィークだぞ。旅券の無い人は12日までに申請しないと間に合わないんだそうだ。どうせ値切った旅行でマツダなんてたいして持ち出しが無いんだろうね。でもさ……どこをどうつついて20万円があるのさ。これ以上財形なんて取り崩したくないし。段々情けなくなってきた…(ノ_・。)。行かせてあげたいけど…。当分、お父さんは? と聞かれても答えるつもりは無い。少しの間だけでも夢を見させてあげるのだ……。やっぱり悲しい……(・_・、)。