2004年11月10日(水) ブログ

 ブログを始めてしまった。
 勢いで、使い方もよくわからないんだけど、無料のやつでも結構使い勝手が良さそう。
 もしかしたら、これからあっち中心になるかもしれません。
 http://takefour.air-nifty.com/

▲BookendsのTOPへ


2004年11月6日(土) 被災地を見舞う

 午前6時に大宮駅で待ち合わせ、新潟県小千谷市に向かった。
 幸いだったのは、前日夕方に関越自動車道が全線で開通していたことだ。小出ICと小千谷ICの間は一車線のみで50km規制だが、それでも格段の違いがある。

 順調だった道路が、小出(11/1から魚沼市)に近くなると急に変化してくる。やたらとクルマが揺れるのだ。よもやのことに、地震が原因で道路が波打っているからだと理解するまでに相当の時間が必要だった。
 小出ICを過ぎると山間部の未舗装道路のような状況になる。至るところに砂利道とツギハギ舗装。多少の亀裂は捨ておかれ、永遠に修復できないのではないかと思わせるほどに波打つ悪路を、息を詰めてぼくらはゆっくりと走った。
 路肩には工事車両と多数の作業員、左に崩落右にガケ崩れ。目指す越後川口ICまで、被災地入り口としてはこれ以上ない臨場感を味わわされた。

 越後川口ICはアクセス道路が一本しかない。
 上下線出入り口ともに同じ道路を使うので、料金所を抜けるとすぐにあるT字路を左右どちらかに折れなければならない。実家へは左が近道なのだが、そっちは通行止めだった。しかたなく右折して国道117号線に出る。
 ここもまたガケ崩れと道路崩落が続く。大きく口を開けた道路の脇をソロリソロリと走り抜ける。いたるところに段差と地割れ。戦場はこんな感じだろうか、その程度の想像しかできない。
 この後走った道路はすべて似たような状態だった。
 完全復旧までどれだけの時間を要するのだろうか。想像もできない。

 親戚に数名のケガ人はあったが、幸いにも命を落とした人は無かった。
 大きな箪笥が飛ぶような地震だったから、もし、あの地震が深夜だったなら想像を絶する人的被害が出たことだろう。
 実家の建物は築五十年である。太い大黒柱と分厚い梁で建築されたド田舎家は、倒壊だけはなんとか免れた。しかし、梁と柱の結合部分が少し抜けて家全体が歪んでしまった。
 未だに家屋調査が入っていない。だから、はっきりしたことは言えないが、とりあえず、住めない状態ではないようだ。
 補修が必要なのは、風呂(全壊)、台所、屋根、玄関、窓、壁あたりだろうか。
 ただし、ライフラインは問題山積だ。ガス・水道はいつになるか見当もつかない。特に水道は、来年にずれ込むこともありうる。
 稲作にも大打撃があった。魚沼産コシヒカリの一大産地なのだが、用水路が崩落したため、来年は米作りができない可能性まである。

 そんな実家で力仕事をこなしたあと、周辺地域をまわってみた。
 もっともひどいのは、川口町の田麦山(たむぎやま)地区だった。潰れた家、ひっくりかえった家、傾いた家、土台からずれた家…。呆然と眺めているうちに息苦しくなってくる。
 JR上越線の越後川口駅周辺の東川口地区もひどい。
 メディアで何度も紹介されたスーパー「安田屋」(アンタヤと読む)。午後六時といえばスーパーはまだ混んでいる時間だろう。こんなに崩れて客はどうなったのだろうか。

 長い渋滞の続く市街地をノロノロと小千谷市総合体育館にも足を向けてみた。
 総合体育館は、ぼくが故郷で過ごしたころには無かった施設だ。今も多くの人たちが避難生活を送る避難所では、自衛隊が大きな戦力となっている。ここでも炊き出しにお風呂設営にと大車輪であった。

 帰り際、総合体育館のエントランス広場で、ふたりがギターを抱えて歌い始めた。
 ライトの光る広場に、”ゆず”もどきの演奏が鳴り響く。
 道行く人ふたりが足を止めた。
 ”ゆず”もどきは思ったよりもきれいなハーモニーを奏でている。
 しかし、最初のふたりのあとに立ち止まる人はいない。
 人々は足早に通り過ぎ、振り返らない。 
 彼らの歌に立ち止まらせる力が無いのか、それとも人々に立ち止まる余裕が無いのか。
 夕食時だった。
 ボランティアがふるまう炊き出しは、活気に溢れ、行列が果てしなく続いていた。

 Yahoo!フォトアルバム 被災地

▲BookendsのTOPへ


2004年11月3日(水) 忘れられない2004年

 大地震から12日目。
 昨日、東京方面からの進入を拒んでいた、川口町の国道17号線和南津トンネルが片側のみ開通した。
 関越自動車道で小出ICまで行けるので、そこからは下の17号線に乗って小千谷市まで行くことができる。

 ぼくはクルマの免許を持っていないので、こういうときもどかしい思いをする。自分が運転できれば、身軽に実家に顔をだすのにそれがままならない。
 しかし、会社の仲間ふたりが手を差し伸べてくれた。
 今度の土曜日(11/6)、彼らの運転で実家まで行くことになった。当初は一泊する予定だったが、処々の事情で日帰りに。中学一年の長男を伴う予定だ。ありがたいことです。

 しっかり見てきたいと思う。

 今日レッズがナビスコ連覇を果たし、リーグ戦で二ステージ制最後のステージ覇者となったら、2004年は自分の人生の中でも特別な年になるだろうな。

▲BookendsのTOPへ


2004年10月30日(土) 大地震

 ぼくは新潟県小千谷市で生まれ育った。
 今でも、両親・弟妹・親戚が小千谷市とその周辺に大勢いる。

 10月23日午後6時ころ、ぼくたち家族はNHKでレッズ歓喜の勝利を見届けていた。昨春、家族旅行がてら参戦した思い出のカシマスタジアム。
 苦手と言っても、今年は瑞穂も克服しているので、カシマスタジアムでもやってくれると思っていた。涙がでるくらい嬉しかった。

 その時、大きく揺れた。かなり大きな地震だった。速報は早い。震源は新潟県中越地方で震度6強…。
 笛が鳴って歓喜に浸ることができたのはわずかな時間だった。間髪を置かず臨時ニュースに切り替わり、震源地を示す地図が表示される。驚いた。どう見ても小千谷市かその近くとしか思えない場所に大きく「X」がついているじゃないか。

 「震源地は新潟県小千谷市。マグニチュード6.8。震度6強」 腰が抜けるかと思った。

 即座に電話をとる。しかし、つながらない。
 テレビは各局特別番組に切り替わっていく。7時台、空気の読めないドラえもんのみが延々と流された。
 我が家では、カミさんが携帯を持って実家のじーさんや妹の携帯へ、ぼくは固定電話へリダイヤルし続けた。
 しかし、つながる気配がまったくない。その間も何度も大きな地震に見舞われる。全部小千谷方面と思うといてもたってもいられない。メールも打ってみる。でも、電話はつながらない。

 その後、断続的に12時ころまで電話をかけ続けた。
 実家の固定電話とじーさんの携帯には何度かつながった。固定電話に誰もでない理由は容易に想像できるが、どうしてじーさんは携帯に出ないんだ…。
 NHKの安否確認にもトライする。もちろん、あえなく惨敗。電話もつながらなきゃ、ネットもつながらない。

 疲れ果てた深夜1時10分。我が家の電話が鳴った。妹からだった。
 全員無事であるとのこと。
 ばーさんが飛んできたテレビにぶつかってかすり傷程度を負っていること。とりあえず、今はクルマの中にいること。川口町に居を構える弟一家も無事であること。夜が明けたら、思いつく限りの親戚に連絡を入れて欲しいこと。
 安心したが、ほとんど眠れなかった。朝を迎えて、思いつく限りの親戚に電話した。どこも、実家に電話をかけ続けていたそうだ。徹夜した人もいた。そりゃ、電話回線もパンクするよな。

 その後、弟とも連絡が取れた。
 弟の家は倒壊はしていないが、壁に大きなひび割れが何箇所もできているとのこと。
 水は近所の井戸から手に入れている、17号線を北上している最中に地震にあった、和南津トンネルが崩落して帰宅できずクルマを車寄せに停めて山を越えて帰宅した、子供たちは元気、どうも川口町は完全に孤立してしまっているようだ、とのこと。車載の携帯充電器をクルマに忘れてきてしまったと悔やんでいた。
 弟の地区は後に避難勧告が出され、弟一家は魚野川の河川敷に作られたテントに移った。
 26日ころから炊き出しが始まり、自衛隊が物資を運んでくるようになった。あのSOSが効いたんだろうか。
 弟と同じ川口町に住む叔母が火傷で入院しているとの情報も寄せられた。

 実家の地区も孤立していた。
 しかも、大きな建物がないので、集団での避難生活もままならない。何箇所にも分散して寝泊りする状態。
 じーさんが町内会長をやっているもんだから、自分の生活以外の苦労も多いようだ。
 米はふんだんにある。それも魚沼産コシヒカリだ。それを湧き水を使って炊き出しを行い、瓦の落ちた屋根の修復など、手分けして復旧作業も始まっている。
 冷え込みが厳しいらしい。使い捨てカイロが欲しいと連絡があって、27日にカミさんが駆けずり回って物資を揃えて送った。
 親切なことに、軍手を買いに寄った「ワークショップ家康」が無料にしてくれた上に他にもいろいろおまけをくれた。ありがとうございます。
 郵便局は荷物を無料で引き受けてくれた。しかし、いつ届けられるか確約できないと言われた。現に3日経った今も届いていない。

 今日と明日、実家に行ってみようと思っていた。
 県警のサイトで被害状況を確認し、小千谷警察に通行止めの状況を確認した。
 ところが行ける状態じゃなかった。道路が復旧したといっても、完全復旧ではなくて片側通行がほとんどなので緊急車両で精一杯だそうだ。できれば来ないで欲しいと暗に言われた。
 確かにその通りだと思う。行っても自己満足か野次馬的欲求を満たすだけかもしれない。元気なのはわかっているから、姿をみなくても納得しなくちゃならないだろう。

 これから雪が降る。
 いつになったら余震が収まって復旧作業が本格化できるのか、いったい実家は住める状態なのか。住めない場合はどうしたらいいのか。
 現地の被災者は当然のこと、ぼくらだって考え始めたらきりがない。

 毎日、小千谷の総合体育館ばかりテレビに映る。
 いつか自分の実家地区が映らないかと、毎晩食い入るようにニュースを見ているが、未だに映らない。

 テレビ局よ。毎回同じ場所からの中継はやめてくれ。
 10/30現在、小千谷市内だけで130箇所の避難所に28,637人が避難生活を送っている。
 中継し易いところ、楽なところばかりを選ぶんじゃない。いろんな避難所を映してくれ。現場に行けない血縁者はそれを見れば安心するのだから。
 こういう状況のとき、報道にはそんな使命もあるんじゃないだろうか。


 追記:ゆうパックは今日午後1時ころ、新潟の実家に届いたそうだ。様々な業種の人たちが大勢やってきて、復旧に向けていろいろ取り組んでくれているらしい。ありがたいことだ。

▲BookendsのTOPへ


2004年9月25日(土)

 山瀬に続いて長谷部まで負傷してしまった。
 まさかほんの数日のうちに、黄金のトライアングル=中盤三人のうち二人を失ってしまうとは……。
 アレックスのトップ下がダメなのはわかったから山田にまかせて、長谷部の位置には酒井を置いて奮起を促すしかない。右サイドは本職の平川。これでも、達也か永井があぶれる計算だもんな。
 戦術は”エメ”でいいや。

▲BookendsのTOPへ


2004年9月11日(土)

 浦和レッズが好調なので、張りのある毎日を過ごさせてもらっている。
 実は、会社の行く末を左右しかねないかなりハードなトラブルがあって心身ともにどん底なのだが、レッズのことを考えると自然と顔が緩んでくる。
 昨年優勝した「ナビスコカップ」は、今年もベスト4に駒を進めた。三年連続である。リーグ戦2ndに目を向ければ、ここまで負けなしの首位だ。
 不用意な失点が気になるが、いずれ修正できるでしょう。その時は……(^_^)v

 もうひとつ嬉しいことがあった。W杯予選インド戦でのことだ。

 話はシーズン前まで遡る。
 レッズは今年シーズン前、アレックス、闘莉王、酒井、梅田と効果的な補強をして、更に1stと2ndの間のオフにアルパイ、9月に入ってネネと補強をした。
 ネネは未見なのでまだなんとも言えないが、どの選手も熱い選手で闘莉王や酒井はもちろんのことアルパイですら、レッズに馴染んで短期間でサポーターの気持ちをガッチリつかんだ。アルパイの熱さはまさにレッズ向きと言える。

 しかし、アレックスである。
 元々、嫌いな選手だったせいもあるかもしれない。
 相手チームの左サイドとして山田とマッチアップしたときに、山田に完全に抑えられていた印象しかない視野狭窄選手。レッズに入っても変わらず、ほとんどおざなりの守備しかしない姿が怒りさえ誘っていた。懸命さが見えない、というか…。
 まあ、いずれは海外へ行くんだろう、というか代表から借り物みたいなイメージで、到底一緒に戦う浦和の仲間という感じがしていなかったのだ。

 で、先日のインド戦である。
 相変わらず、湯浅さん流にいえば「アリバイディフェンス」が多いのだが、プレーに微妙な変化が見えたのだ。
 アレックスのクロスとFWの動きが全然合わないシーンが何度もあったのをご記憶だろうか。
 ボールはDFラインとGKの間の無人のフィールドに点々と転がる。裏のスペースを狙うアレックスのクロスに、前線で待機する高原と鈴木はまったく反応できないのだ。
 そう、あれこそが常にDFの裏を狙い続ける浦和FWによって鍛え上げられた、浦和仕様のクロスなのである。
 誰でも知っているように、浦和の前線は足の速い選手が揃っている。二列目からの飛び出しも効果的で、相手DFが揃う前にDFラインとGKの間に入れるクロスは脅威だ。アレックスもそれを心がけている…はず。
 しかし、高原と鈴木はまったく反応できない。ボールは無常に転がる。エメルソンだったら、達也だったらと何度も思った。

 「浦和仕様のクロス」。
 言うほど突飛ではなくて常識的なプレーなんだけど、前線で待機しているFWの頭ばかりを狙っていたアレックスのプレーが変化していることに気が付いて、とうとうというか、やっと浦和の一員であるアレックスを発見することができたわけです。
 そこはかとない喜びを感じた。これで心の底からアレックスに声援を送れるかな。

▲BookendsのTOPへ


2004年8月29日(日)

 昨日は、カミさんの携帯を機種変更した後、長男を伴って技術家庭科の宿題のために騎西町の「環境科学国際センター」へ行った。
 部活はズル休みだ。
 中学入学時に、「一年に一度だけズル休みを認める」と宣言していたので、それを行使した格好だ。初心者の長男は部内でいろいろ言われているらしい。ともかく一日だけ。
 「環境科学国際センター」はこのページの親サイト「公園へ行こう!」でも紹介している環境問題の展示館である。
 四年ぶりの訪問で驚いたのは、四年前と展示物がまったく変わっていないこと。土曜日にもかかわらず、入場者が数えるほどしかいないこと。民間では考えられない。総工費103億円をかけた箱物行政の遺物だよね。啓蒙と研究には役にたっているのだろうか?

 帰りの足で桶川のBookOffに向かう。
 ぼくの知るかぎり、埼玉中部東部では最大のお店なので、近くに行ったときは寄るようにしている。はずれがない。今回も三冊仕入れることができた。
 しかし、BookOffの店員ってなんであんなにうるさいんだ? 売り場面積が広いので、店員も比例して多い。そこここにいる店員がこだまのように大きな声を張り上げる、あの独特の抑揚で、だ。堪らない。昨日は、何かのキャンペーンをやっていて、その告知のためいつにも増してうるさかった。
 一度気になりだしたらイライラは収まらない。
 レジのとき、「どうして君たちはそんなにうるさいんだ。ゆっくり買い物をさせてくれ」と真顔で言った。店員に罪は無いし、「すみません」と言われても困るんだけど、どうしても一言言いたかった。
 あれは異常だろう。経営者に意図を聞いてみたいもんだ。

 今日は磐田戦。行けないんだよな…。あああっ! スタジアムに行きたい。

▲BookendsのTOPへ


2004年8月22日(日)

 司馬遼太郎全作読破を目標に、昨日はBookOffをいくつか回って本を相当量仕入れた。
 きっかけは、息子が読んでいる『竜馬がゆく』を自分でも読み始めたこと。二回目なのだが、内容はほとんど忘れているので、堪能している。やっぱりすばらしい。
 実は、ずっと歴史小説には距離を置いていた。理由は、小説家の解釈で歴史を読まされるのは耐えられないと思ったから。司馬遼太郎を追いかけてみようと思ったのは、彼の解釈で歴史を読まされてみたいと思ったから。
 『坂の上の雲』『燃えよ剣』『峠』を仕入れてきた。しばらく読む本を探さなくて済む。

 話は変わるが、ヴェルディのディフェンスはザル以下だった。
 願い通り、相性の良い山瀬が活躍してレッズが大勝だ。といっても昨日の場合は、永井の活躍に触発されたような印象が強い。
 山瀬はとても静かな選手だ。昨日みたいにプロ入り後初のハットトリックを決めてもほとんど感情を表に出さない。常に冷静で動じない。
 しかし、悪く言えば、とっつきにくく感情移入のしにくい選手と言える。正直もっと弾けても良いと思うのだが。セータローさんも言っていたね。

 さて、来週は達也も闘莉王も復帰してくる。どんなシステムでどんなメンバーが名を連ねるのだろう。毎度ながら、ギドも頭が痛いことだろうな。

▲BookendsのTOPへ


2004年8月21日(土)

 毎晩、テレビに釘付けだ。これほどたくさんの金メダルを獲得した大会は記憶がない。
 昨晩は、柔道の表彰式まで見て、そのまま女子サッカーの準々決勝を見た。しかし、実家からもらってきたワインをちびちびやりながら見たのがいけなかった。
 気がつけば外は薄明るい。記憶があるのは前半終了間際のアメリカの得点までだった……。
 アメリカは強いらしいんだけど、見た感じでは足元のテクニックが日本以下のヘタクソだ。組織力も日本が上。パワーで勝る分、単調に大きくボールを蹴っても押し込むことができるくらいの印象しかなかった。
 逆に日本は、完全なパワー不足で、ボールを奪ってもキックが弱いので寄せの早いアメリカにカットされてしまう、身体を寄せれば小さいので跳ね飛ばされてしまう。そんなシーンばかりが目に付いた。
 まあ、偉そうなことは言えません。疑惑のオフサイドも見てないので。

 リビングで目覚めて布団に移動。
 ちょっとウトウトしたら、すぐにカミさんが起きてきた。今日と明日は長男のサッカー大会なので、早起きしなければならない。
 レッズサポの長男は、部活のためにすっかりスタジアムから遠ざかっている。
 先日、インテル戦に行くときには、見ていてかわいそうになるくらい大変な気の使いようだった。彼には彼の世界があるので、人間関係についてはあまり大人の視点でモノを言わないことにしている。

 ぼくはぼくで行けない事情があるので、今日もテレビで観戦するしか方法はない。クルマで20分くらいなのに、ホントに残念だ。
 どうもヴェルディ戦には良い印象がない。昔のイメージを引きずっているだけかもしれないが。最近でも米山のサンデーシュートとか。今日はヴェルディと相性の良い山瀬に活躍してもらおう。先週は長谷部デーだったからね。
 埼玉スタジアムにジーコが来るらしい。あの加地の出来には、ジーコだって満足できないだろう。かといって、大事な時期に暢久を取られてしまうのは困る。複雑な心境です。

▲BookendsのTOPへ


2004年8月17日(火)

 12日早朝に出発して八ヶ岳南麓に二泊、そこから新潟の実家に回って二泊して、昨日帰宅した。

 帰宅後、過去何度も七転八倒している脳圧亢進による猛烈な頭痛・嘔吐に襲われて、午後1時半くらいから6時ころまでのた打ち回った。カミさんと長男は「救急車呼ぼう!」と言うんだけど、とりあえず拒否。拒否する力は残っているわけだから、まだ大丈夫、なんておかしなことを考えていた。

 血圧が175-110くらいで心拍数が90くらい。更に意識が混濁していたらしく、実家の父母や、子供のころのことや、自分の子供たちが生まれたころのことなどの映像が、頭の中で繰り返し再生された。走馬灯のように、というベタな比喩があるけど、実際そんな感じだった。いや、マジで死ぬかと思った。

 数年前、初めて大発作が起こったときに、MRI検査を受けた。結果は良好で、脳に何も問題無し、とのことだった。ストレスをはじめとした、いろいろな要因が重なって起きるらしい。くも膜下出血の場合は、いきなりバットで殴られたような頭痛から始まる。ぼくの場合は、兆候があって、ジワジワと押し寄せてくるので、くも膜下出血とは違う。

 他にも心配しなくてはならない疾患がいろいろあるわけだけど、救急車で運ばれたらしばらく検査入院することになるだろう、そうなったら会社もしばらく休まなくてはならないし、とか考えて拒否したわけだけど、一度発作が起きているとき診てもらうのも良かったかも知れない。

 今日は一日横になってオリンピックのダイジェストでも見るつもり。

 そうそう、男子のサッカーはダメだったね。ぼくは試合を見ていないんだけど、4バックやら、大久保・高松・松井の1トップ2シャドーやら、他にも突っ込みどころ満載の采配だったらしい。レッズサポとしては、ざまあ見ろってところだろうか。あちこちにアップされている試合感想を読むと啓太を外したツケが見えてくる。しかも、大久保なんかを先発で使って、達也を温存するという愚。今回は伸二なんだけど、新しく入ってきた選手中心で考えてしまう、アタマでっかちの山本監督のミスでしょう。テストを繰り返して、最後の最後、一番大事なときにチームをぶっ壊してしまった。

 オリンピック最終戦、達也を先発で使うなよ、山本さん。

▲BookendsのTOPへ


2004年8月11日(水)

 毎度のことながら、暑くて眠れず。エアコンをかければ、除湿にしても足元が冷えて眠れず。体調は悪くなる一方。悪循環で、体調最悪のまま夏休み初日を迎えた。やっぱり眠れず、5時に目が覚めたまま。眠ったのは1時半くらいだから、3時間半しか眠っていない。まあ、休みだからね。昼寝でもして帳尻を合わせるしかない。明日早朝出発なので、少しは体調を整えておかなくちゃ。

 ネット探索で、今更だけど福井晴敏さんの作品が相次いで映画化されることを知った。『終戦のローレライ』と『亡国のイージス』である。ローレライは2005年春、イージスは2005年秋の公開だそうだ。出演者や監督、その他のラインナップを見ると、『終戦のローレライ』にはあまり期待できそうにない。最近の映画人をよく知らないもので。申し訳ない。

 しかし、『亡国のイージス』には監督が阪本順治さんという一点だけで期待してしまう。今日のサンスポに「三沢基地で空自全面協力のもとで撮影」という記事があった。パブリシティなんだろうけど、そそられてしまう。しかし、そこで驚くべき記事を発見した−「防衛庁情報局局長の渥美(佐藤浩市)がいそかぜに送り込んだ工作員、如月行といそかぜの先任伍長・千石(真田広之)は、ヨンファ(中井貴一)らに戦いを仕掛けて…。」

 先任伍長・千石=真田広之!

 これは違うぞ。絶対に違うぞ。キャスティングし直さないと映画が壊れるぞ!

▲BookendsのTOPへ


2004年8月8日(日)

 とうとうアジアカップを制してしまった…。それにしても、決勝戦の相手が中国で良かったね。スポ根ドラマみたいなシナリオ。中国の愚行が代表に余り興味を示さなかった一般サポをも巻き込んで、過去最高に盛り上がったように見えた。純粋に勝負だけみても、もし、イランだったらもっともっと厳しい戦いになっていたことだろう。

 それにしてもジーコは本当に運が強い。両サイドを蹂躙されるのがわかっているのに、というか両サイドをきっちり押さえれば中国は手も足も出ないのがわかっているだろうに、おざなりの守備しかしない(できない?)加地とアレックスを使い続ける。で、中国の狙い通り、右サイドの加地があっさり振り切られてラストパスを送られてしまう。走りこんできた選手がダイレクトで得点。その後も、両サイドは崩されまくり。でも、目に余ったのは加地よりも、アレックスだったな。ペナルティエリア付近でタラタラしている姿が怒りを誘う。それでも優勝。

 それに比べて最近のレッズは運がない。坪井をジーコに壊され、せっかくのインテル戦はふたを開けてみればダブルブッキングで2軍相手。満を持してオールドトラフォードに乗り込めば、メインイベントで雷雨、中止。レッズらしいと言えばレッズらしいか。そんな中でも、エメルソンだけは別格だ。インテル戦ではヘタレな相手DFを翻弄、ひとりだけ別次元にいるようだった。まあ、永井も岡野も山田も長谷部も良かったんだけど。

 息子がインテルのユニが気に入ったらしい。いろいろ取引条件を提示して彼はそれをクリアしたので、事前に地元で購入した。約8,000円。しかし、スタジアムに着いてみたら、2,000円くらいのユニで溢れかえっているじゃないの…。複雑。正規品だからと納得したんだけど、インテルサポでもないのに正規品はいらなかったな。ここでもやられちゃった。息子の部屋に吊るしてあるインテルのユニを見るたび、苦々しい思いが湧き上がる。インテルはいったい何しに来たんだ?

▲BookendsのTOPへ


2004年8月7日(土)

 HYを聞きながら書いている。今回のアルバムは前作よりもずっと良いね。ラップも自前だし。40も半ばのオッサンがHYでもなかろうと思うが、良いものは良いのでしょうがない。

 ところで、沖縄と言えば復帰前は日の丸と君が代にたいして、大変な渇望があったらしい。先頭に立っていたのは、教師だったんだそうだ。しかし復帰後、某組織が浸透して扇動したもんだから、本土とまったく同じ状況に陥ってしまったらしい。こわいね。少なくともぼくは、息子たちに正しい近代史を教えようと思う。国旗と国歌に対して敬意を払うなんて至極当たり前のこと。人間は自己を認めて、初めて他者を認めることができるのだ。国どうしだって同じだろう。日本を嫌う日本人が世界で伍していけるはずがない。

▲BookendsのTOPへ


2004年8月1日(日)

 代表の試合には興味が無い、と言いながらもほとんどの試合はチェックしている。昨日の試合は凄かった。代表の試合であそこまで入れ込んだのは、ワールドカップ以来かもしれない。巷間流れている「川口=神」に異論はない。本当に鬼神が乗り移ったようだった。ブラウン管から見えた川口の表情はまさに鬼神だった。

 しかし、しかしだ。劇的な幕切れで忘れている、とかまあいいじゃないと思っている人が多いみたいなので、敢えて書かせてもらう。昨日の試合で凄かったのはPK戦だけで、あとはダメダメだったじゃないか。特にひどかったのは両サイド。加地は臆病風に吹かれたのか、まったく上がらない(後半少しだけ修正)。その上守備がザルなのでおもしろいように右サイドを蹂躙される。アレックスもひどい。攻めあがっても視野が狭いので、瞬時にパスを出せない(受け手が動いていないのも原因…)。挙句ミスパスの連続。守備は加地以上にひどいので、好きなようにサイドを抉られる。だけでなくて、昨日は遠藤、福西、玉田、鈴木、みんなダメ。明らかにコンディションを落としている。そりゃあそうだ。あんな酷暑のスタジアムできつい日程を戦えば当然だろう。

 選手交代をしないジーコは、とても強い運の持ち主に見える。ワールドカップの予選で幸運な組に入り、解任のデモまで行われたときには、久保が救世主のように出現してチェコを倒して世論を押さえ込んでしまう。今回のアジアカップもトーナメントの山に恵まれた。監督としては無能で間違いないと思うが、横浜Fマリノスの岡田さんに匹敵するくらいの武運のある人なんじゃないかと思う。まあ、運だけでは勝てないのだけれど。

 少なくともこれだけのドラマが見られたのはジーコが監督だったお陰だろう。ほかの監督だったら、もっと強い代表を作って、こんなところでモタモタしていなかっただろうから。

▲BookendsのTOPへ


2004年7月18日(日)

 ヤフオクに出品していた秘蔵のギターが、思ったよりもかなり高く売れて、とても気分が良い。二度目のボーナスが出たような気分で、ワーナーマイカル大宮へ向かった。カミさんと次男で『ポケット・モンスター』、自分と長男で『ハリー・ポッター』を見るためだ。

 サティ屋上の駐車場にクルマを滑り込ませて(運転はカミさん)みると、正体不明の長蛇の行列が伸びている。一度ドラえもん映画を見に来たことがあるカミさんは、それが映画館の行列であると看破。しかし、ぼくらはマイカルのサイトでチケットを購入済みだから、並ぶ必要がない。いつまでも途切れない行列を尻目に、悠々とチケットを発券。ちょっとした特権階級気分を味わう。ネット購入(e席リザーブ)は、手数料が必要なのと割引が利かないのが難点だけど、大した額じゃないから、時間をお金で買うことに異議の無い人にはオススメだ。

 サティ一階で早めの食事を摂って、いざ映画館へ。しかし、映画が始まると途端に眠くなって、長男の肘鉄で何度も起こされる始末。映画も切れ切れでなんだかよくわからない。今回の監督は映画的な脚色を施しているので、原作を読んでいてもうまく物語がつながらない。シリーズ出色の吸魂鬼(ディメンター)はあんなイメージじゃなかったが…。未消化のまま、午後三時過ぎにサティをあとにする。

 向かったのは富士重工の工場の跡地に出現した話題のステラタウンだ。ここは、イトーヨーカ堂をメインテナントとして、いろんなお店が複合的に集まったショッピングモール。ぼくらは三時間ほどいたけど、全部まわれなかった。長男はひとりでお店まわり、次男はしまじろうの「しましまタウン」に夢中になっていつまでも出てこない。父親は一人さびしくブラブラするしかない。

 夕食を済ませて午後6時過ぎに撤退。観光地気分で、結構楽しかったかな。かなり散財してしまったが、ヤフオクのお陰で鬱にはならない。だから、貧乏なわけだが…。

▲BookendsのTOPへ


2004年7月17日(土)

 ある程度予想していたことだが、こうして現実となってしまうとやっぱり重い。啓太&山瀬落選……。心情的に納得できないのが啓太で、戦術的に納得できないのが山瀬かな。

 確かに啓太はイージーミスが多い。そんなに器用な選手じゃない。でも、闘志と責任感は人の何倍も持っている。UAEラウンドは啓太の力で勝ち抜くことができた、んじゃなかったっけ…。厳しい戦いにこそ、啓太の力が必要だと思うのだが。

 前線でタメを作ることができる伸二を活かすのは松井ではなく山瀬だ。不必要にボールをこねくり回す選手は遅攻を招くだけで、何もチームにもたらさない。山瀬は極論しちゃえば藤田タイプで、鋭い飛び出しが最大の武器だ。ボランチもできるしフォワードもできるんだから、山本カントクの言うユーティリティ性も兼ね備えている。伸二をレジスタと考えてもトップ下山瀬の方がバリエーションが豊富だと思うのだが。くそっ。

 下を向くことはないぞ。Jリーグで活躍して山本を見返しやれ。

 達也が山瀬の、闘莉王が啓太のユニを着て会見の臨んだようだ。オフィシャルに写真がアップされていて、不覚にも鼻の奥がツンとしてしまった。お通夜みたいな憮然とした顔。二人には、無事に帰還してくれることを願っている。更に我がままを言わせてもらえば、いつも通りの大活躍を。あ、無理しないように。



 さて、下の記事の補足をちょっとだけ。

 長男は夏期講習に参加することになりました。期末テストで一桁中位だったもんだから、かなりやる気が出てきたみたい。本もぼちぼち読み始めています。ご紹介してくださったみなさん、ありがとうございました。

▲BookendsのTOPへ


2004年7月10日(土)

 サッカーは好きだが、代表にはほとんど興味がない。だから、昨日の試合もすっかり忘れていた。ネットを巡回して衝撃のニュースを知る。坪井負傷退場……(;_;)。

 坪井は股関節に違和感を感じてオールスターを辞退した。今回の合宿も別メニュー調整だったはずだ。ジーコよ、そんな坪井をなぜ使う。くだらない練習試合になぜ無理をさせるのだ? 直接原因ではないにしろ、身体のバランスが崩れているのだから、非常に怪我をしやすい状況なのだ。最近の久保の使い方扱い方もひどかった。

 「状態の悪い者は使わない」って? 大嘘つきだ。発熱した山田と柳沢に無理をさせて入院(柳沢)させたことがあっただろ。忘れたか? 山田はそれ以来代表に呼ばれていない。選手のコンディションを見極められず、勝手な言い分で無理をさせて挙句動きの悪いのを選手のせいする。当たり前だろ、発熱しているんだから。選手を何だと思っている。

 怒りのやり場に困っている。ジーコよ、頼むから監督を辞めてくれ。

▲BookendsのTOPへ


2004年7月9日(金) ご紹介ありがとうございました。

 中学生というのはとても半端な時期ではありますね。
 一般の本は早いような気がする反面、抄訳のジュブナイル版じゃ、たぶん物足りない。じゃあ何がいいんだろう? 自分の本棚を見回してもどうもピンとこない。で、皆さんにお聞きしたわけですが、思った以上にたくさんのご紹介をいただいて、感謝しております。

 『岳物語』 椎名誠
 『続岳物語』 椎名誠
 『燃えよ剣』 司馬遼太郎
 『竜馬がゆく』 司馬遼太郎
 『鋼鉄都市』 アシモフ
 『地底旅行』 ジュール・ヴェルヌ
 『ガリバー旅行記』 スウィフト
 『太平洋ひとりぼっち』 堀江謙一
 星新一の著作
 『旅をする木』 星野道夫
 『ユーコン漂流』 野田知佑
 『二年間の休暇』 ジュール・ベルヌ
 『宇宙と星』 畑中武夫 岩波新書
 『全東京湾』 中村征夫 情報センター出版局
 『青春を山に賭けて』 植村直己 文春文庫
 『極北に駆ける』 植村直己 
 『冒険』 植村直己
 『サハラと私とオートバイ』 堀ひろ子 講談社文庫
 『豊かさとは何か』 暉峻淑子 岩波新書
 『自分らしく生きる』 中野孝次 講談社現代新書
 『千葉敦子のななめ読み日記』 千葉敦子 知的生き方文庫(三笠書房)
 『夜と霧』 V.E.フランクル みすず書房
 『生体解剖』 上坂冬子 中公文庫
 『モンテクリスト伯』 アレクサンドル・デュマ
 『三銃士』 アレクサンドル・デュマ
 『鉄仮面』 ボアゴベ
 『蒲生邸事件』 宮部みゆき
 『龍は眠る』 宮部みゆき
 『レベル7』 宮部みゆき
 『13歳のハローワーク』 村上龍

 みなさんから推薦をしていただいた本に、自分が考えていた本をあわせるとこんなリストになりました。ありとあらゆるジャンルの本が並んでいます。実はすでに注文済みの本もあります。とりあえず、今『竜馬がゆく』を読みはじめたので、しばらく静観したいと思います。みなさん、ありがとうございました。

 あ、上記で満足しているわけではありませんので、これぞという本をお持ちの方からは引き続きご連絡をお待ちしております。メール 掲示板

▲BookendsのTOPへ


2004年7月4日(日) 引き続きご意見お待ちしています。 メール 掲示板

 下に書いた件についていくつかメールをいただきました。ありがとうございます。

 「子供が読む本に親が口出しするのはどうかと思う」
 ごもっともな意見です。全面的に同意します。最初で最後のつもりです。ですので、あらゆるジャンルから考えています。

 いままでご推薦をいただいた本。
 『岳物語』 椎名誠
 『燃えよ剣』 司馬遼太郎
 『鋼鉄都市』 アシモフ
 『地底旅行』 ヴェルヌ
 『ガリバー旅行記』 スウィフト
 『太平洋ひとりぼっち』 堀江謙一
 星新一の著作

▲BookendsのTOPへ


2004年7月1日(木) 急募! 中学生に読んで欲しい本

 明日で長男の期末テストも終わり。もうすぐ、中学生初の夏休みがやってくる。塾の夏期講習を検討する友人たちを尻目に、当然のようにわが息子は遊び呆けるつもりでいるらしい。親としては、将来の塾選びのために夏冬春はそれぞれ別の塾で講習を受けてもらうつもりでいたので、手を変え品を変え説得の毎日だ。しかし、頑固者は絶対に首を縦に振らない。

 じゃあ、と交換条件のように持ち出したのが「読書」と「書写」だ。夏休み期間で、ある程度まとまった本を読んでもらう。もちろん、本の選択は父親だ。そして、そのうちの一作をノートに書き写してもらう。もちろん、全部は無理だからできるだけ。短期で読解力がつくものではないが、名文のリズムに触れることは絶対にプラスになるのではないかと思う。ご推察の通り、浅田次郎さん受け売りの文章習得術ですね。根気が続けば、だが。持ち出した日、「書写」は嫌だけど、「読書」なら30冊でも読むと息子は豪語した。

 どうなるかまだわからない。でも、とりあえず本を探しています。今のところ決めているのが、『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)くらい。本人は歴史が好きだそうなので歴史小説はいいんじゃないかと。ほかには、『野菊の墓』なんかどうだろう。ほかには何がいいだろう。ずっと、書評のサイトを運営してきてこの体たらくが情けない。どなたか、《中学生に読んでもらいたい本》をお持ちの方はいらっしゃいませんか? 知恵を貸してもらえると助かります。バトロワは勘弁ね。

▲BookendsのTOPへ


2004年6月26日(土)

 残念ながらhpは、昨季限りでレッズのスポンサーから降りてしまった。COMPAQの時代から数えて10年くらいずっとスポンサーであったので、敏感なレッズサポはhp=COMPAQマシンを使っているとの話をよく聞く。ぼくはというと、1989年に初めて手に入れたEpsonのNEC互換マシン以来、Epson(16ビット DOS 破棄)→Epson(32ビット Win3.1 破棄)→IBM(P133→P233にup Win95 現役 次男のおもちゃとして活躍)→Mouse Computer(P450 Win98 破棄)→Gateway(Athlon1100 WinMe)と乗り換えてきた。新マシン選びの時は、必ず選択肢のひとつとして考えてきたが、いまひとつ背中を押すモノを感じることができず買わずじまい。レッズサポとしては失格だったかもしれない。

 今年、四年目を迎えたGatewayマシンは、ちょっとした動作でフリーズしてしまうというトラブルが続発していた。例えスポンサーは降りても、「今度こそhpマシン」と考えるのはレッズサポとしての良心だ。Gatewayの修理は後回しにして、念願のhpマシンを購入することにした。背中を押したのは、COMPAQからhpに変わったイメージだったりして…。購入手続きを全てサイトで行い、納品されたのが6月15日。なんとか動くGatewayマシンとLANでつないで新マシンにデータと環境を復元。その後、Gatewayマシンの修理をするため、まずOSの再インストールからはじめたのだが、あっさり再インストールで復活してしまった。メモリの不具合と勝手に思っていたので拍子抜けもいいところ。簡単に直ったなんてカミさんに言うと怖いので、ともかく大変な努力をして直したと言ってある。今は、長男の部屋で勉強を手伝うなど現役バリバリ。当分大丈夫だろう。

 新マシンは、余計なモノを一切省いて値段を安く抑えた省スペースデスクトップ。DVD−RAMは今のところ必要を感じないのでパス。必要性を感じたらドライブだけ買えばよい。モニターは17インチのTFT。残念ながらSAMSUNGだが、使ってみるとなかなかきれいで、まあよかった。HDはケチって40G、メモリもケチって256M。こんなもんでしょう。P4 2.8GHzのCPU搭載で、合計115,000円くらいだから安いもんです。今までのAthlon1100とそれほどの違いは感じないが、メモリ管理は飛躍的によくなった印象。同じメモリしか積んでいないのに、今まで立ち上げるのに苦労していたソフトが楽に立ち上がるようになった。あ、これはOSが変わったからか。概ね満足しています。

 長男の中学入学と次男の幼稚園入園が重なって、今年は金のかかることばかり。ていうか、これからずっとなのだな。パソコン購入の間隔が開いてきているのは、実際金がないからで…。期末試験の近い長男の家庭教師をして、今日も部活に出かける長男を起こして朝食を食べさせて、みんなの朝ごはんを作って…、合間に仕事して…。なかなか新刊が買えなくなったので、書棚に読み残してある本を漁って…。まあ、そんな毎日ではあります。

▲BookendsのTOPへ


2004年5月2日(日)

 やっと今日から連休が始まった。昨日は午前中だけの出社だったから、4日間と半日ということか。帰宅して次男の自転車にスタンドを取り付けて、ついでに練習に付き合えたし。

 次男はみどりの日に、補助輪無し初練習その日に自転車に乗れるようになった。ウチの子供たちは、二人とも幼稚園年中組のゴールデンウィークに乗れるようになっている。最近の子供たちはとても早い。ぼくは小学一年だったし、カミさんも似たようなもの。次男は5歳だが、長男は11月生まれなので、4歳半くらいの計算だ。

 理由は簡単。早いうちに自転車を買い与えるからなのだ。今の子供たちは、2歳くらいから三輪車を経ずに自転車に乗る子が多い。実際、お店に行っても12インチくらいの小さい自転車がたくさんあって、三輪車はほとんど姿を消してしまっている。公園でも三輪車はほとんど見かけない。

 というわけで、ずっと自転車練習に付き合わされそうな予感。問題はスタートとストップ。漕ぎ出しがまだうまくできていないので重点的に練習する必要がある。長男は中学でサッカー部に入って連休は練習が詰まっているので、家族でどこにも出かけられないからしょうがない。今日サイボクハムに行って、5日に埼スタへ行くくらい。

 レッズといえば…、レッズはもしかしたら、またもやリセットボタンを押してしまったかもしれない。4/29の日本平清水戦は、ここ何年も見たことがないようなひどい試合だった。今日、またアウェイで広島戦がある。今日の戦いはとても大事だ。ありがたいことにBSで中継があるので、見守りつつ遠く広島まで気を送りたい。

 そして、5/5にベストメンバーが揃うであろう鹿島戦。今年はスタジアムには含めて二試合しか行くことができない。カミさんと悪魔の取引をして、スタジアム観戦をしばらく封印されてしまったぼくは、残り少なくなったスタジアム観戦を指折り数えて名残惜しんでいる。

▲BookendsのTOPへ


2004年3月27日(土)

 「名無しのオプ」シリーズを読み進んでいる。最近、新作が刊行されたらしいが、シリーズ物は順番に読まなければ気がすまない性質なので、新しい物に飛びつくことは無い。今、七作目。当初は、とても印象の薄い探偵だったのが、ここまで読み進むと結構はっきりとした像を結んで、好ましいシリーズに思えてきた。行く末をじっくり楽しみたい。

 ところで、二月に次男にウクレレを買い与えたのがきっかけで、ギター熱が再発している。安っぽいウクレレなのだが、哀愁漂う音がナイロン弦への憧れを刺激してしまったのだ。三月に自分用にクラシックギターを購入。ゴンチチ(ゴンザレス三上だったかな)が使って名を上げた製作者の手工ギターだ。これがすばらしいギターで、楽譜片手に開けても暮れても練習しまくった。

 ビタミン・ミネラルには、炎症を抑制する作用があるらしい。唐突で話がつながらず申し訳ない。更につながらないが、つい二週間前に歯を抜いた。全部抜けるまで三十分もかかる生涯最悪の抜歯で、抜歯後も腫れが引かず、二週間後の今でも痛みが引いていない。ともかく大変なストレスがかかったわけです。過大なストレスがビタミン・ミネラルを大量に消費してしまった…。

 抜歯の翌日、起きてみると何故か身体中が痛い。特にひどいのが左手の関節。手首は言うに及ばず、指の関節すべてがジンジン痛い。他にも腰、膝、足首、肩、首…、関節という関節がギシギシと音を立てて痛い。ビタミン・ミネラル不足による関節炎。特に左手がひどいのは、ギターの練習のため一番疲れていたからのようだ。この場合は腱鞘炎かな。ぼくの場合、両手十本の指のうち、五本が既に腱鞘炎だったので、すべてが再発した上に、他の関節まで発症してしまったのだ。

 三年近く苦しんだ頭痛が、野菜ジュースを朝晩一杯ずつ飲むことによって解消されて以来、ぼくはビタミン・ミネラル信者になった。今回も、ビタミン・ミネラルを含む食品を大量に取りつつ手を休めた結果、少しずつ元に戻りつつある。一時は満足にキーボードも打てなかったのが、こうして打てているのだから。

 ここまで書いて、さすがに痛みが出てきたので、この辺にしておきます。ともかく、繋がっているということ。ビタミンとミネラルは摂らなくちゃいけないということかな。

▲BookendsのTOPへ


2004年2月7日(土)

 郵便局を見直している。
 昨年12月からのヤフオクウォッチが高じて、1月中旬から出品をはじめた。家庭内で不要になっているもの、捨て場所に困るものなど結構な数を出品して結構な値段で落札してもらっている。その品物の発送方法を模索しているうち、郵便局に魅せられてしまったのだ。

 ともかく郵便局は良心的だ。よく知られているのが、ゆうパックシールを10枚ためると11回目の発送がタダになるというサービス。平たく言えば、10回送れば11回目がタダになる。11回目は一番高い170サイズの第四地域でもまったく問題なし。どの料金でもタダにしてくれる。しかも、電話一本で無料で引き取りに来てくれる。クロネコヤマトなんて、引き取りは一荷物について100円の引き取り代金を請求するのですよ。土日の配送に関しては、ちょっとわからないこともあるのだが、日によっては土日も配送してくれるようだ。実際、土曜日の夜に荷物が届いたこともあったし。ヤフオクではゆうパックが主流。偽造シールが出回って大騒ぎしたことまであった。

 口座についてもかなり便利なようだ。ぼくはまだネットバンクには登録していないけど、銀行と同じようにインターネットでの取引ができる(らしい)。振込手数料がネックで、電信扱いだと振込料金が200円かかってしまう(文書だと70円〜10万円以下の振込)。未だに、電信だの文書だのと古めかしいのはご愛嬌だが、郵便局の口座同士の振替だと手数料がかなり抑えられる。今のところ、銀行と郵便局での相互振込ができないのが残念だが、いずれできるようになるでしょう。

 というわけで、ヤフオク楽しんでます。

▲BookendsのTOPへ