2003年3月28日(金)

 昨年の12月から取り組んできた、わが家の大問題にやっとケリをつけることができた。長男が小学校に上がったくらいからはわが家のアキレス腱であり、そのために首まで回らなくなるという大きな課題だった。とても嬉しい。世の中にはホントに良い人がいるもんだ。感謝してもしきれない。

 あまりの嬉しさに、帰宅途中のスーパーで生タコとかつおのたたきと塩辛を、自宅近くの酒屋で日本酒を購入。家族の罵声を浴びながら、しみじみと呑んだ。

 正月以来、塩辛と日本酒という組み合わせに魅せられている。痛風が怖いので頻繁ではないが、呑むときは大抵日本酒だ。夏になればビールなんだろうけど、今のところは日本酒。そういえば、プリン体90%カットという発泡酒が出たね。

 そんな幸せな時間に飛び込んできたのが、「エジムンド退団」のニュース。驚いたには違いないが、たいした驚きじゃない。落胆も大してしていない。ケリがついたと発表があっても、燻っているんだろうと覚悟していたし。長谷部をはじめとした若手には大きなチャンスだ。踏ん張って欲しい。

 入団のときの狂喜を思い出すと手のひらを返したように見えるけど、考えれば考えるほどオフトとは合わないんだから、いずれこういう結果になるんじゃないかとは容易に想像がついた。更に考えれば、そんなエジムンドを獲得したフロントのミスだろうか。ぼくはそうは思わない。変わったように見えたエジムンド、内面は問題児のままだったってことか。それをフォローし切れなかったのは、まあ、フロントのミスといえばミスかもな…。



2003年3月22日(土)

 降水確率30〜40%。小雨がぱらつきそうな空模様。埼玉新聞をチェックして驚いた。「エジムンド欠場へ、左ひざ半月板を損傷」 マジかよ……。ホントに半月板損傷ならしばらくダメじゃん…。出発前に少しばかり気持ちが重くなってしまった。

 開戦でテレビ中継中止も検討されたようだけど、結局予定通り(TBS午後3時半)放映されるみたい。

 開戦といえば、各局ずぅ〜っと戦争ニュース番組を放映している。雁首並べて語る会。13年前の戦争は「湾岸戦争」だったけど、今回のは「イラク戦争」でいいのかな? しかし、手前勝手な論理で侵略戦争を仕掛けたアメリカは、この戦争を「イラクの自由」作戦と命名したんだってね。厚顔無恥。ったくやな国だよ。

 チラっと見ただけだけど、どこかの局に小林よしのりが出ていてちょっとびっくりした。

 今回の討論を見ていると、論点が二点あるのに、それをごちゃまぜでやっているからぼやけてしまうことに気がつく。アメリカが仕掛けた戦争の是非と日本の立場は分けて考えなければならない。戦争の是非ならば、「非」に決まっている。アメリカの勝手な論理はどこにも通用しない。この戦争は侵略戦争に違いないんだから。

 で、じゃあ、日本はどうするかと言えば、アメリカを支持するしかないのだ。国益を守るためにはアメリカ支持は止むを得ないと思う。自らの手で自らを守ることができないヘタレ国家は、お追従するしかないのだよ。現実をよく見なくちゃ。



2003年3月21日(金)

 右足首受傷19日目。少しなら足首を動かしても痛まないくらいに回復したおかげで歩行がかなり楽になった。恐れていた左足首の発作も出ていない。家族も花粉症がひどいくらいで元気。無事明日からの鹿島遠征を迎えられそうだ。

 明日は昼前に鹿島到着を目指しているので、午前8時ころ出発の予定。16号から利根川北岸をひたすら東進する。明後日は朝のうちにホテルを出て、霞ヶ浦にでも行ってみようかと思っている。噂の鹿島のクラブハウスには行かない。るるぶでも買ってきて周辺の観光地を調べましょうかね。

 更新しない一週間の間に『砂の狩人』と『第三の時効』と『殺人鬼』を読了した。

 「鮫シリーズ」とはまた違った新宿を舞台にした「狩人シリーズ」(になるんだろうか?)は、今回も印象的な主役を登場させて最高のエンターテイメント作品に仕上がっている。が、どうも未整理な印象を受けてしまった。不満も多い。

 『第三の時効』はすばらしかった。横山版『笑う警官』とでも言えそうな警察小説。ある県警の捜査一課の強行係の面々を主人公に、捜査に邁進する刑事たちの姿を描く連作短編小説。犯罪を憎む心理と刑事自身が背負った業を程よくブレンドしてそこに犯罪者の心理をまぶす……。刑事と犯罪者の内面へ深く深く入り込んでゆく。この作家すごいなぁ……。

 綾辻さんの小説、実は何冊も読んだことがあるのです。しかし、読んだのはずぅっと前。新本格の読者としての自分に限界を感じはじめてからはずっと遠ざかっていた。というわけで久方ぶりの綾辻さん。しかし…、こんなもん読むんじゃなかった−というのが正直な感想だ。こういうのを「おもしろい」とか「良い」とか言う神経が理解できない。そりゃあ、種あかしをされてページを繰りなおしてみれば、見事に伏線が張られて細部まで計算しつくして構築されているのはわかる。でも、だから何? と言いたい。こけおどしなだけでしょ? あまりの馬鹿馬鹿しさに開いた口が塞がらない。これって「13日の金曜日」のパロディ? 小説はおもちゃか? 



2003年3月14日(金)

 会社を1時半に出て3時過ぎに病院着。大変な混雑で、再度レントゲンを撮ったりしていたら夜8時半までかかってしまった。靭帯は部分断裂で完全に断裂したわけではないとのこと。しかし、レントゲン写真に映し出されたくるぶしには薄っすらと線が…。骨折だそうだ。受傷直後よりもしばらく経ってからの方がよく映るんだそうだ。ギブスをするように言われる。でも、今更ギブスもないもんだ。足首を固定する包帯だけでも充分に歩けるようになっているのに。で、急遽足首を固定する装具を作ってもらった。これは労災が効かないそうでちょっと出費。請求すれば戻るのかな?

 それでも、明日は早起きして駒場へ行く。カミさんが送ってくれることになったので、当日抽選に参加できそうだ。体調6割のエメルソンはスーパーサブとしてベンチ入りするかもしれない。ともかく、トップ下に入って、永井と達也を操るエジムンドが見られると思うと眠れない。生試合は三ヶ月ぶり。遠足前夜の気分だ。



2003年3月13日(木)

 『わが名はレッド』読了。『Mr.クイン』よりはずっといい。痛い暗黒小説。そういえば、FADVの「ノワール部屋」で推薦されてたような。

 足はまだダメみたい。明日通院予定。土曜日(3/15)、駒場でナビスコの東京V戦がある。もちろん行くんだけど、足と同じくらい天気が心配だ。今のところ降水確率40%。足がこんな状態で、その上に雨に降られたらたまったもんじゃない。好天を祈りつつ。



2003年3月11日(火)

 立て続けに訃報が届く。日曜の夜に、子供時分から可愛がってもらった叔父が亡くなったという連絡を受けたばっかりなのに、今日は長男が幼稚園から仲良くしている友だちの父親が亡くなってしまった。52歳だそうだ。

 自分が死んだら…。もちろん、残す家族が一番心配なんだけど、ネット関係の諸々の処置も結構心配だ。主のいない掲示板に延々と書き込みをいただいたり、メールをいただいたり…。それだけじゃなくて、どこかで誰かに迷惑をかけてしまうかもしれないし、無駄なお金を払い続けることになるかもしれない。微々たる額だとしても。そういえば、ずっと前、FADVでこんな話をしたことがあったな。

 とりあえず、整理リストみたいなモノを作ってみようかと思う。ネットからの処置は、どう教えてもカミさんはできそうにないので、長男を鍛えることにした。長男のパソコンは、6年前にGatewayのオークションで買ったクラシックPentiumの133MHzマシン。非力で、しかも最近は電源の入りが悪くなったと電源を入れてもいない、DHCPにはねられてしまってネットワークにも入れない産廃マシン。

 まずは長男のマシンをグレードアップして、一からパソコンを教えてみよう。グレードアップといっても、長男のマシンで使いまわし出来そうな部品はひとつもない。…ということは新マシンを購入しなくちゃならない。小学生に高価な新マシンは必要ない。というわけで、新マシンはぼくが使って、長男にはぼくのマシンを与えることにした。……結局、そういう話なのね(^^;;;)。しかもhp(レッズのスポンサー)予定(^^;;;)。



2003年3月8日(土)

 恐れていた左足首が痛くなって、雨も重なって、結局自主三連休にしてしまった。足を使わないように、横になって本を読む週末。おかげでディーヴァー『青い虚空』読了。おもしろかった! ハッキングとサイコを融合させて、手に汗握るサスペンスに仕上げた手腕はさすが。毎度の豪腕も期待通り。これが、予備知識の無い作家なら、どんでん返しの連続に仰天なんだけど、ディーヴァーだからねぇ。知ってる読者は構えちゃってるから。それでもこれだけ楽しませてくれるからディヴァー好きなのね。

 レッズの初戦は……。ウチはスカパー入ってないので、テレビ観戦はTVSの福田解説で。午後7時まで情報をシャットアウトして観戦に臨んだ。福田正博の初解説、脱線気味の話や内輪の話を交えながら、視聴者を楽しませようという意識が見えて良かった。戦術的な解説が少なかったけど、これは確信犯かも。福田が今期のオフト戦術を予想できないはずがない。これがスタイルになるのかな。

 前期は、例えば山田が右サイドから左サイドまでマーカーを追っかけて右をガラガラにするようなことがあったけど、今期はそういうことは無さそう。エジ一人でチームが早々と変われるわけもなく。エジはまだまだフィットしていない。随所に見せる光るプレーが楽しみではあるが。若いチームだから、長谷部みたいに空回りすることもあるし、小林みたいに冷静な判断ができないこともあるんだろう。ここは磐田相手に良い経験を積んだということで。あんまり悲観的になることもないと思うが。しかし、永井…。



2003年3月5日(水) 靭帯損傷

 月曜日の夜、自宅まで残すところ数百メートルに迫った路上で、アスファルトの継ぎ目を補強したコンクリートの段差に嵌ってしまった。降ろした右足の下には親指程度しか乗るスペースが無かったらしい。知らず全体重をかけたぼくは足首を思い切り捻って転倒。息が止まりそうな痛みと悪心。堪らず吐いてしまった。歩けないので、カミさんにSOS。患部は右足首外側。帰宅して確認してみると、すでにプックリと腫れていた。そのうちにまた気持ちが悪くなってくる。再び嘔吐。深夜には発熱したようで悪寒に襲われる。まさか骨…?

 翌火曜日、痛風でかかっている病院へ行った。幸い骨は異常ナシ。単なる捻挫とのこと。ただし、靭帯に傷がついているらしい…、ってことは靭帯損傷? 捻挫って聞くとたいしたことないと思うけど、靭帯損傷って聞くとタダ事じゃないと思うよねぇ。よく聞けば、たいていの捻挫は靭帯が傷ついた状態らしい。ともかく、足を高く上げて冷やせ、といわれたので、会社を休んで忠実に実行した。夕方、湿布の張り替えのときに、内出血に気がついた。ぶつけたわけでもなんでもないのに、くるぶしの下が紫色になって腫れている。気持ちが悪い。夜になってまた寒気に襲われる。37.4度まで熱が出た。

 で、今日水曜日。「○○病院 整形外来 特大」と銘を打たれた松葉杖をついて出社した。混雑を避けて早朝出社。午前中少し寒気に襲われる。悪心たびたび。帰りはラッシュを避けて早退。実は靭帯損傷の右足首よりも、反対の左足首の方が数倍怖いのだ。ぼくの左足は痛風という爆弾を抱えている。一日酷使した今は、少し浮腫んで疼いている。右足をかばって自然と左足に力が入ってしまうのは仕方ないこと。痛風の発作を誘発しないように注意しなければ。ところで、労災の申請はどうしようか…。

 柳沢の回復ぶりはすごいなとか、田中達也の靭帯損傷はオレより軽いんだなとか、スポーツ新聞のサイトを見ていたら、「捻挫」と「靭帯損傷」を区別して書いているサイトがあった。ホントはどうなんだろうか? 



2003年3月1日(土)

 昨日午前中は、カミさんを伴って大宮の銀行で大切な手続き。11時過ぎに終了して、真っ直ぐ豊田充穂さんの本を探しに大宮の書店へ。しかし、3月10日を過ぎないと入荷しないとのことなので、迷わず浦和の須原屋へ行った。須原屋なら平積みだもんね。出社したのがお昼の12時で、午後4時には出かけてそのまま帰宅したので、ほとんど仕事をしなかった(^^;;;)。

 夜は久しぶりの「げんこつラーメン」。春日部では横浜風しょうゆとんこつの先発ラーメン店だ。オープンしたのが長男が三歳のときだったかな。それ以来通いつめていたんだけど、最近足が遠のいてしまっていた理由は簡単。不味くなったのだ。顔なじみの店長が「売上が半減してしまった」と厳しい顔で嘆く。おっしゃる通り、最近の春日部は評判のラーメン店の出店ラッシュが続いていた。それも原因のひとつだろう。

 でも、ぼくの足を遠のかせたのは、ラーメン素人のオーナーが強引に導入させたマイルドしょうゆタレ。確かに、オープン当時のしょうゆタレはクセが強くて万人ウケはしないと思う。しかし、あの味を変えてから迷走が始まったと思えば、原点回帰を考える必要があるんじゃないか、なんて話した。食べ物商売は難しい。