2002年6月19日(水) 「サポーター」という言葉が嫌い。負けてよかった。

 「日本代表が負けちゃってがっくりしましたね。楽しみが無くなっちゃいましたね…」 会社の女子社員に言われた。6月4日・14日・18日の日本戦は、会社の大型プロジェクターを使って(仕事をサボって(^^;;)社員大勢と観戦した。思わず力が入って大声を出したので、彼女が勘違いしたのも無理はない。

 でも、ぼくは日本代表のサポーターではない、と思う。……サポーターって言葉、好きになれないなぁ……。浦和レッズのサポーターズソングなら全部歌えるが、代表の応援は何一つ知らない。そんな自分が日本代表のサポーターであるはずがない。もちろん、サポーターに資格があるわけじゃない。でも、安易に使われすぎてないか>サポーターという言葉? やっぱり好きになれない。

 「ぼくはレッズ・サポーターです」と自己紹介はしないことにしている。自己紹介するときは「レッズ・マニア」と言う。「サポーター」などという安っぽい言葉で自分を括りたくないから。でも、紛れもない「サポーター」なんだよなぁ。マスコミが安っぽくしただけなんだよね。前にも書いたことがあるが、代表よりも浦和レッズの方が数倍、いや数十倍、いやいや数百倍大事なのだ。そんなことを件の彼女に話した。

 さて、昨日の日本戦。率直に言わせてもらえば、負けて良かったんじゃないかな。もちろん、ぼくだって日本人だからもっと上に行って欲しかったし、組み合わせを見れば大きなチャンスだったから残念ではある。しかも、稀に見るヘボ大会。でも、日本にはベスト8なんてまだまだ早すぎるよ。ここで下手に自信を持ってしまうと悪い歴史を繰り返すことになりそう。問題点が浮き彫りにされ、悔しさを残しての終幕は、次回への大きなステップになると思うからね。

 心配なのはトルシエの後任監督。日本人監督でお茶を濁すのはやめて欲しい。そうそう、韓国の試合は凄まじかったけど、ポルトガル戦も含めてあちこちでヤバイ話が出てますねぇ。

2002年6月16日(日) 「大脱走のテーマ」はサッカーを真似たのだよ

 土曜日のゴールデンタイム。なんと日本テレビがジャイアンツ戦の放送を打ち切って、W杯の決勝トーナメント一回戦を放送した。ジャイアンツファンにとっては信じがたい出来事だろうなぁ。しかし、ベッカムの出たW杯放送の方が間違いなく視聴率を取れただろう。ベッカムの活躍で、イングランドが勝利を収めたしね。

 気になったのが、コメンテーター松岡修造の「ジャイアンツ戦の球場みたいですよね、鳴り物があって」の発言。今年あたりから、ジャイアンツは「大脱走のテーマ」を応援に取り入れたんですよね? だから、「大脱走のテーマ」を延々と鳴らすイングランドの応援は、ジャイアンツファンが見たら、「なんだ、イングランドの応援はジャイアンツを真似してんじゃないか!」って勘違いしたんじゃないの? まさか?

 しかし、ルーツはサッカーなのだ。例えば、浦和レッズは「Here we go! We are the Reds ララーラ ラーラララ ララ Here we go! We wants Goal ララーラ ララー ララ レッズ!」という歌詞の応援歌を昔から歌っていた。一部の馬鹿なテレビでは、ジャイアンツがルーツみたいなことを言っていたらしい。違うんだよ。レッズだって、イングランドの応援を取り入れたのだ。他にも北欧系の応援を取り入れて現在の応援が出来上がった。それをジャイアンツが取り入れただけ。

 「ニッポン、チャチャチャ」ってバレーボールの応援だよね。いろんなスポーツの応援が影響しあえば良いと思うんだけど、井の中で勘違いしてみっともない誤解だけはしないで欲しいぞ>ジャイアンツおやぢ。

2002年6月12日(水) W杯後のささやかな望み

 来るのは遅かったけど、帰るのは早かったなぁ>カメルーン

 W杯のために生活が一変してしまった。毎日最終ゲームを見て、それからテレビのW杯関連番組をハシゴして、床につくのはいつも深夜12時過ぎ。朝は5時半前後には起き出してネットのスポーツ紙をチェック。電車に乗れば、普段は絶対に買わないサッカー雑誌を読み漁って読書も進まない。いきおい、サイトも開店休業状態。しばらくはこんな状態でしょう。「カーンはいいキーパーだなぁ」「レッズに欲しいねぇ」「あの飛び膝蹴りは狙ったの?」夜毎親子はこんな話で盛り上がっています。

 W杯関連のニュースで最も腹のたったのが、6月9日に浦和レッズのホームである駒場スタジアムで開催されたパブリックビューイングの狂態だ。住宅地の真中にあるスタジアムに深夜から並んで奇声を上げるなんてのは可愛いほうで、柵を壊す、落書きをする、スタジアム周辺を路上駐車で一杯にする。列がむちゃくちゃだったため、あちこちで順番を巡って小競り合い、制止する係員に殴りかかる。何とか入場できたと思ったら、ピッチに降りて走り回った挙句、ピッチで花火をやらかすタコまで出現する始末。浦和駅前は翌朝までタコ坊主どもに占拠された状態だったらしい。騒ぎの去った駒場スタジアムに残されたのは大量のゴミの山。翌朝、心あるレッズ・サポ多数がゴミ拾いに行ったのだ。仕事のため行けずm(__)m。

 困るのが、「駒場=レッズ・サポ」という図式で、今回の騒乱をレッズ・サポが引き起こしたと思っている人が多いこと。あちこちで言われたですよ。でも、断言します。あれは、W杯で増殖したお祭りと騒ぎを求める「俄かファン」の仕業。レッズ・サポが聖地駒場のピッチになだれこんだり、ましてや、花火をあげるなんてバカなことは絶対にしない。レッズ関連の掲示板では、レッズ・サポの不満爆発状態だ。似たようなことが、豊田スタジアムと広島ビッグアーチでもあったらしい。豊田スタジアムの現場写真を見たけど、これもひどかったな。ピッチになだれこんだ人で芝生が見えないんだもんね。日本一という人までいるすばらしいスタジアムなのに……。情けない……。

 まあ、W杯なんだからバブルでも構わないか。それでも、ささやかな望みを書かせてもらえば、例えば、日本の勝利で普段は顔も合わせない親子が手を取り合って喜んだ、なんてことが結構あったんじゃないかな。子供たちと共通の話題をサッカーに求めるのもひとつの手なのだ。親子で同じチームを応援する、スタジアムに足を運ぶ。「俄か」の連中の中から、W杯終了後も国内のリーグに目を向けて、スタジアムに足を運ぶ人が少しでも残ってくれることを祈るばかりだ。

2002年6月5日(水) あああ、中山美穂……

 書きたいことがたくさんある。結婚してしまった中山美穂(パリのシャルル・ドゴール空港で知り合ったなんて……、出来すぎだろ? 日本で一番の美女は中山美穂だと思っていた。サイトのプロフには書いてないが大ファンなのだ!)と、相手で自分が書いたドラマで自分が書いた歌を褒めちぎる詐欺師(失礼m(__)m)まがいの作家のこと。あんなヤツがなんでもてるんだ? ショックがでかい。

 そのほかはW杯のことばっかり。まずチケットのこと、それらに対していい加減なFIFAとあまりにだらしない日本組織委員会の対応のこと、埼玉スタジアムに集まったサポートしない”サポーター”のこと、それに比べて韓国のサポートの凄まじかったこと、快勝した韓国サッカーに驚いたこと、でもゴール前でフリーにしてしまうポーランドのだらしなさはベルギーとは比べられないこと、負けにも等しい引き分けを「歴史的勝ち点1を奪った」などと囃し立てる日本のマスコミのこと、そして、勝てない日本サッカーのこと、などなど。でも、試合を観たいのでしばらく開店休業かもしれません。

 ところで、異様に球ばなれが遅くてイライラさせる稲本が得点したのは皮肉だよなぁ。そうそう、昨日のベルギー戦の審判は確かに下手クソだったけど、戸田の二枚目のイエローカードを見逃したのと、GK楢崎のPK間違い無しのチャージを見逃したのとでチャラだと思う。

2002年6月3日(月) ベッカムくん仲間はずれ?

 週末はサッカー三昧。世界一流のプレーは観ていてホントに楽しい。そんな中で一番印象に残ったのが、埼玉スタジアムのイングランド×スウェーデン戦、先制点直後のベッカムだった。

 イングランドはベッカムのコーナーキックで先制点を上げた。ヘディングを決めたDFソル・キャンベルらが、ベッカムとは反対側のコーナーポストに集まって狂喜している。そこに反対側から走ってきたベッカムが、はにかんだような笑顔でテレビ画面にフレームインしてくる。うずくまった同僚の背中を叩くこと二度三度。しかし、誰もベッカムを輪に入れない。キャンベルらの狂喜は最高潮。しかし、歓喜の輪は誰もベッカムを労おうとしない。哀れ、ベッカムはゴム飛びの輪に入れなかった小学生のようにそのままフレームアウトしてしまった。うううぅ、ぼくが蹴ったんだよ!! ベッカムくん、キミって嫌われてるのかな?