2002年3月31日(日) 浦和レッズの人気は経営戦略の成功

 プロ野球が開幕してしまった。不愉快な季節の到来。ナイター中継を見ながらビールを飲むのが楽しみなお父さんたちには大変申し訳ないが、ぼくと家族にとっては楽しみにしているテレビ番組が潰されてしまう、とても不愉快なナイター中継なのだ。この欄では、何度も書いたことがあるので、ご存知の方も多いと思う。ぼくは未だに野球のおもしろさがさっぱりわからない。

 ぼくにはわからないおもしろさをアメリカでも日本でもたくさんの人が認めているから、野球は大人気スポーツで人気球団のスタジアムはいつも満員。いつも満員じゃなくても、年間130試合もやれば十分にペイできる。楽な経営だよね。それでも知恵を絞る球団があって、不人気だったロッテなんか、レッズを真似たシステムを導入して、今やロッテの応援は”白いお化け”との異名をとるまでになった。ロッテはファンクラブに入るとユニフォームをくれるらしい。

 浦和レッズだって、開幕当初は観客動員が思うようにいかず苦しんだ。それを打開し、他球団と決定的な違いを生んだのが、「オフィシャル・サポーターズ・クラブ」だったのだ。「3人以上で申請すれば、公認サポーター組織として認定して(1)ピンバッジ(2)応援フラッグなどを進呈する」と募集したら、大量の応募があった。今年のハンドブックによれば 3,425クラブが登録されている。全クラブの「クラブ名」「代表者名」「代表者連絡先」が県別に載っている。感動的ですよ。

 「オフィシャル・サポーターズ・クラブ」のシステムが実を結んで、1996年のシーズンからは、観客動員は常にトップを走り続けている。観客動員だけは……。レッズのオフィシャルサイトによれば、『浦和レッズの「オフィシャル・サポーターズ・クラブ」は、Jリーグだけでなく、日本のどのサッカークラブにもない独創的な組織です。』 だそうだ。

 人気はあっても勝たなくちゃダメだよね。今日は万博でガンバ大阪戦。そろそろCSに入るべきなんだろうか。Jスカイでしか放送しない。再放送もJスカイのみ。見たいなぁ。年間、リーグ戦ではたったの30試合しかないサッカー。市場原理とは言え、地上波でももうちょっと放送してくれんかな。

2002年3月28日(木) 一姫二太郎の意味は……

 いやあ、ホントに知らなかった。「一姫二太郎」って、「男の子ひとりに女の子ふたり」ってことだとばっかり思っておりました。それも夫婦ふたりして…、恥ずかしい。最近は、辞書を引くよりもネットで調べた方が何でも早いので、ネットで調べたのです。そしたら、よく間違えることわざの例として載っているじゃありませんか…(ノ_・。)。

 一番多かったのが、昨年の1月に文化庁がことわざなどの理解度について調べた結果の報道でした。「一番目に女の子、二番目に男の子が育てやすい」というような意味で、掲示板で女性の皆さまがおっしゃられた通り。嗚呼……。調査によれば3人にひとりは誤解していたそうです。慰めにならないな……。

 「情けは人のためならず」も、誤解が多いとか。解説を読んで唖然。これもまたダメな日本人に入っていました……。「情けはその人のためにならない」という字面の意味だとばっかり思っていたらトンでもない。「人に情けをかけておけば、回りまわって自分のためになることがある」というような意味で、意味合いとしてはまったく逆だったのだ。しかし、これも字面だった。情けをかけるのは人のためじゃない、ってことなんですねぇ。

 他にも例えば、「秋茄子は嫁に食わすな」なんてのがありますが、これは姑の嫁いびりと取られがちだけど、実は、茄子は水分が多いから、身体を冷やすことになってしまう、というお嫁さんを思う気持ちから出来たらしい。茄子には種が無いから、食べると子供が出来難くなるなんてジンクスもあったとか。これも嫁いびりだと思っていた…。嗚呼…。

 まあ、こんなもんでしょう。日本語は難しい。そういえば、敬愛する東直己さんは、決して「国語」とは言わないんですよね。必ず、「日本語」と呼ぶ。「国語の教師」じゃなくて「日本語の教師」。ごもっとも。もっと日本語を勉強しなくちゃなあ……。

 さ、ポーランドを撃破したサッカー。これからしかと確認します。再放送で(^^;;;。起きている元気がないんだよなぁ。情けない。

2002年3月27日(水) 『指輪物語』と『ウィニングイレブン5』

 わが家のゲーム小僧が、とうとうサッカーゲームに手を出した。以前からどのソフトが良いか調べてくれ、と頼まれていたので、仕事が一段落ついた午後、社内のゲーム好き数人にヒアリングを実施した。そしたら、なんと、全員から『ウィニングイレブン』との答えが返ってきたじゃないの。6は4月25日発売だそうなので、5で様子を見ても良いんじゃないかと自宅に電話した。

 「うわぁ、とうとう8人になった!」 帰宅して、自宅のドアを開けるなり長男絶叫が聞こえた。ありゃ、早速買い込んだらしい。中古ショップで2,500円だったそうだ。なんと父親と対戦するために、ぼく専用のコントローラーまで用意してある。が、今も、やり続けている。当分、父親の出番は無さそうだ。攻略本も買ってある。ふ〜ん、子供たちはこうやってサッカーを覚えるのか……。

 せっかく読み始めた『指輪物語』は影も形もない。彼の性格からして、しばらくはサッカーゲームばっかりだろう。ぼくとしては、『ホビットの冒険』で溜まったフラストレーションが、『指輪物語』で一気に放出されるような快感に酔っていて、とてもサッカーゲームなんてする気分じゃない。ちょうど良いよね。四巻目で先行するヤツをここで追い抜いてやろう。ともかく、ぼくは『指輪物語』に耽溺している。ものすっごくおもしろいのだ。すぐにでも、続きを読みたい。ですので、しばらく更新が滞る可能性があります。本気。

2002年3月26日(火) 読書感想『ホビットの冒険』 ファンタジーの名作らしい

2002年3月25日(月) 菜の花を尻に敷いて食べた握り飯はうまかったか?

 昨日(3/24)の日曜日は、絶好の花見日和だった。チープなおでかけ好きなぼくは、気乗りしない家族の尻を叩いて、荒天の土曜日まででかけてしまうという花見三昧の週末を過ごした。

 日曜日に出かけた先は、埼玉県幸手市にある「権現堂桜堤」という桜の名所だ。埼玉県と茨城県の境にある土手約800mに渡って1,000本ほどの桜が連なっている。これだけならば、どこにでもありそうな景色しか思い浮かばない。しかし、ここを名所と呼ばせているのにはもうひとつの大きな理由があった。それが菜の花なのだ。

 土手下に広大な菜の花畑が広がる。菜の花の黄色と桜の薄ピンク、それに空の青が重ってこの世のものとも思えない美しい風景を演出する。もちろん、一本一本の桜の樹も幹が太く枝が張ってとても勇壮だ。わが家はほとんど毎年、ここで花見をする。不足していた駐車場も、有料(一回500円)だけれどかなり整備されたようだ。

 ところが、ここに行くと必ずといっていいほど、イヤな光景を見ることになる。菜の花畑に平気で入っていく人がたくさんいるのだ。茨城県側の大きな菜の花畑にはロープを張り巡らして一目で立ち入り禁止とわかるようにしたので、ひところほどひどい状態はなくなった。それでも平気で入っていって座り込む、写真を撮る、踏みつける。そんな人が後を絶たない。

 今回特にひどかったのは、あまり知られていない埼玉県側の菜の花だった。茨城県側の菜の花は土手下に小川を一本隔てて広がっているので、桜の樹とは少し距離がある。しかし、埼玉県側には土手の傾斜に菜の花が群生している場所があり、ここは間近に桜と菜の花を愛でることができる絶好の花見ポイントなのだ。

 そこに平気で多くの人が入るのだ。菜の花を踏み潰して腰をおろす家族、菜の花の中を走り回るクソガキ、菜の花の真中で写真を撮るバカなカップル。そんなのが後を絶たない。クソガキは当然親と一緒なんだけど、バカ息子のシャツに花粉がついたことは注意しても、花を踏みつけたことを決して注意しようとはしない。気分が悪くなってくる。なんで注意できないの? どうしてそんなことをするの?

 もちろん、菜の花なんて草に過ぎない。雑草を踏んでよくてきれいな菜の花を踏んではならないというのは、花村萬月さん流にいえば、人間の価値尺度で自然に優劣をつける最低の行為かもしれない。しかし、大勢の人がその風景を見に来ているのだ。菜の花は勝手に生えて勝手に花が咲いたのではなく、手塩にかけて育て慈しんだ人々がいるのだ。たとえ、それが観光資源だからという動機でも同じことだ。

 恥を知れ! と言いたい。菜の花を尻の下に敷いて食べた握り飯はうまかったか? 菜の花を踏みつけて撮った彼女の笑顔は空しくなかったか? 恥ずかしくないのか? その程度の最低限のモラルも守ることのできない人たち……。そういう人はどこに行っても似たような行動にでるんだろう。養生中でロープを張り巡らしてある芝生広場に入って平気でレジャーシートを広げ、平気でボール遊びをし、丹精込めた花畑に土足で踏み入って花を折る。路上に空き缶を投げ捨て、クルマの灰皿を路上にぶちまけ、コンビニや駅のゴミ箱に家庭のゴミを捨て、ことあるごとに世の中が悪いと喚き散らす人々。

 権現堂に限らず、観光地の人たちは冷めていることでしょう。踏みつける人々はお金を落としていってくれるお客さまなのだから。少なくともぼくは観光地に生まれ育たなくてよかった。居住していなくて良かった。ガナリたてるカラオケの爆音も含めて、ぼくにとって花見は、年に一回、人間のイヤな面をこれでもかと見せつけられる日でもある。

 参考までに、「公園へ行こう!」サイト内にある「権現堂桜堤」のページ

2002年3月22日(金) 北新宿から「小説新潮」が消えた

 ってほどでもないんだけど、今日が発売日なのだそうだ。今までそんな雑誌を見たことも聞いたこともなく、書店へ入れば真っ先にマンガ雑誌コーナーへと足を向ける連中が、「小説新潮」を買い漁ったらしい。目当てはただひとつ。

 仰天の知らせを聞いたのは、一ヶ月くらい前だった。「新潮ってあるじゃない。ミツバくんが新人賞を取ったんだって!」ぼくにそう告げたのは、社内の野球部を率いるスポーツおぢ。ミツバくんはコピーライターだから、当然広告の賞だと思ったらさにあらず。新潮社だもんねぇ。「小説の賞に決まってるじゃない!」あ、そうか。

 その後、しばらくの間、会社はとっても賑やかだった。本人とは仕事で接点がないので、断片的な情報が、それも思い出したようにしか入ってこない。「今日、授賞式だったんだって!」「あのカッコで行ったらしいよ」「100万円だってさ」「直木賞取ったらいくらもらえんの?」

 同じ部屋に勤務する女性社員が買ってきたので、ぼくもちょっとだけ見せてもらった。ページを繰ると、ほどなく全ページ大の本人の写真が現れた。ローアングルでカッコいいじゃないか! 作家みたいだ……。近くの居酒屋で撮影があって、その時の写真も大きく掲載されていた。綺麗どころも数名。

 選考委員は、井上ひさし、浅田次郎、北原亞以子、林真理子さんの四作家。選評では、浅田次郎さんと井上ひさしさんが絶賛と言ってもよいくらい褒めている。ミツバくんの作品は冒頭の一部しか載っていなかったのに、林真理子さんの選評に相変わらずトンチンカンな印象を受けてしまうのは、ぼくが悪い先入観を持ってしまっているからか……。

 単行本として6月に刊行される。青春小説で、主人公の成長物語らしいから、ぼくの好みかもしれない。「動けば、何かが起きるんだなぁ、と思った」とは、全体朝礼の時のミツバくんの弁。近頃珍しい、元気の出るセリフでありました。

2002年3月21日(木) 読書感想『13階段』 緻密な捜査と取材が光るデッドリミット型サスペンスの秀作

2002年3月19日(火) アクセスカウンターなんてアテにならない

 3月初めから、「公園へ行こう!」のカウンターが過去に例を見ない勢いで回りだした。1日あたり100件平均だったのが、150件になり、とうとう先週末から、1日200件を超えて増え続けている。もちろん、この数字は、@Niftyのカウンターが数えた数字で、アクセス解析によれば軽く250件を超える。最高は3/10の324件だった。

 アクセスが増えた原因は簡単で、一足飛びに初夏を迎えてしまったポカポカ陽気なのだ。おかげで桜も一気に開花。検索エンジンを辿って来られる方では、「桜」をキーワードにして来られる方が大変多い。これから、春の桜まつりの時期なんだけど、埼玉ではほとんどが3/30ころから。なのに今週末には満開を迎えそうな勢い。関係者の人たちはさぞ頭が痛いことでしょう。ポスターを印刷して配布したあとだもんねぇ。葉桜の下で桜まつりなんてことになりそう。

 しかし、カウンターってのはアテにならないツールだ。数え方によって全然違う数字になってしまう。トップページを見てカウンターが1つ上がり、そこから別のページに飛んでまた1つあがり、トップページに戻ったらまたまた1つ上がる、なんてカウンターがあるけど、あれはページビューといった方が正しい。もちろん、自分でリロードすれば、好きなだけ数字が上がる。

 DreamNetはさすがにそこまでひどくはないが、似たようなカウンターなのであまり信用していない。@Niftyはもう少し厳密で、リロードしても数字は上がらない。ただし、自分の後に誰かがやってきてカウンターを進めた後にリロードすると数字が上がってしまう。もしかしたら「戻るボタン」でも上がってしまうかも知れない。

 結局、カウンターの数字なんて、プログラムの仕様によってまちまちだから、全然比較できないのだ。基準なんて無いよね。だから、ポータルサイトでは「ページビュー」が一般的になりつつある。開かれたページを全部数えるんだからずっとわかりやすい。一時間以内に同じ人間が踏んだらカウントしない、なんておかしな決まりもないから比較がしやすい。だから、カウンターの数字は信用しない。そんなもので一喜一憂するのは疲れるだけだよ。

2002年3月18日(月) 迷惑するのは読者

 息子にせっつかれて、『ホビットの冒険』(上)を読み始めた。岩波少年文庫収蔵で小学五年・六年向きだ。……と舐めてかかったらとんでもない。この読みにくさはなんだ。訳文がたとえようもなくひどい。日本語になっていない文章に頻繁に出くわす。それに言い回しやセリフが古臭い。よくもまあ、こんな時代がかったひどい文章を読んだもんだ、と息子に感心することしきり。

 「読み終わったら、あそこと、ここと、あれも、これも、他にもいくつかわからないところがあるから教えて」 と息子にお願いされている。こんな文章では、彼の期待に答えられるかどうか、甚だ不安だ。

 息子が読んでいる『指輪物語』を覗いたら、これは子供向きでもなんでもない。字の大きさも漢字も大人向け。しかし、『指輪物語』の前段である、『ホビットの冒険』はほとんどが平仮名の子供向け。出版社が違うからなんだよなぁ。迷惑するのは読者なんだよね……。

2002年3月16日(土) 三連敗

 長男がいきなり「ローラーブレードがやりたい」と言い出した。わが家ではゲーム以外はほとんどOKなので、というかそれほどゲームばっかりやっているヤツなので拒否する理由はまったくない。病院から帰った午後、トイざラスへ買いに行った。防具まで含めて7,000円近い出費。公園へ誘い出す理由が増えて良かった。明日は公園へ行くぞ。
 
 それはいいんだけど、開幕三連敗。1点は取った。これからテレビ埼玉で確認します。それだけ。

2002年3月15日(金) 読書感想『探偵は吹雪の果てに』 日本猿の群れに放たれたゴリラ

2002年3月14日(木) 読書感想『バーにかかってきた電話』 やっぱり女性キャラに深みが無い

2002年3月13日(水) ウェブリング大嫌い

 昨日、路上駐車について、駐車スペースが空くまで並んで待つのが一番だと書いた。しかし、考えてみれば、駐車できないクルマが延々と道路につながることになる。これは路上駐車と一緒だ。いや、それ以上の大渋滞を引き起こす結果になるかもしれない。緊急の場合は運転手つきだからすぐに移動できるんだけどね。みんなが待ったら大変なことになるなぁ……。

 ところで、テキスト系サイトにはあまり関係ないんだけど、「ウェブリング」は誰だって知ってますよね。と、いきなり話は飛ぶ。是非はどうでも良くて、あれを導入してアクセスアップを図りたいという人はそれはそれでまったく構わない。でも、ぼくはウェブリングがとにかく大嫌いだ。ベタベタとウェブリングのバナーを貼り付けているサイトを見ると気持ちが悪くなる。ひとつくらいなら許せるんだけど、数え切れないくらいのわけのわからないウェブリングに次から次へと入って、下品で節操が無くて浅ましさ丸出し。矜持ってもんがないのかね。

 あれってトップページに貼り付けないとダメなんだよね? トップページからリンクを張った専用ページにまとめている猛者を見たことがあるけど、あれは反則だよなぁ。……そうか、その専用ページで登録すればいいのか。でも姑息だよねぇ。やだやだ。

 ちなみに、ぼくが定期的に訪問しているサイトは、ほとんどがウェブリングに参加していない。参加していたとしてもひとつくらい。トップページなんてどこもすっきりしたもの。まあ、テキスト系サイトには見合ったウェブリングが少ないからなんだろうけど。ミステリ関連でもいろいろとあることはあるから、そればっかりでもないのでしょう。そういえば「ハードボイルドリング」なんてのがあったような気がするが、ぼくのお気に入りのハードボイルド系サイトはどこも参加していない。あ、気のせいだったか?

2002年3月12日(火) 路上駐車はダメに決まってる

 ちょっと前になるけど、「公園へ行こう!」を読んだという方から、路上駐車についてのメールを頂いたことがあった。公園の記事中で、「路駐しかないでしょうねぇ」 と書いていることが良くない、路上駐車を奨励しているように見えるから即刻直せ、というような文面だった。差出人は名無しの匿名メール。路駐は確かに良くない。奨励しているわけじゃないので、徐々に直していこうかとは思っています。

 ……わかってるんですよね。でも、どこでも路上駐車で溢れかえっている。もちろん、誰もがやっているから良いという理屈は成り立たない。近隣の住民の方には大変な迷惑だし、まさかの時は緊急車両のさまたげにもなる最低の行為だ。しかし、街中はおいといて、公園に限って言えば、どこでも駐車場が極端に不足しているのも事実なのだ。ぼくらが公園に出かけられるのは週末しかない。それは誰でも同じだから当然集中する。で、駐車場が不足することになる。

 週末になると隣接する道路の片側を臨時駐車場として解放している公園もある。しかし、こんな公園は稀で、ほとんどが駐車場不足で、公園の近所は置き場の無いクルマで溢れかえることになる。これは、極めて日本的な効率思想に則った行政の怠慢じゃなかろうか。一番の解決法は駐車場を建設することだろうけど、ウィークディの駐車場はガラ空きだろうから、土日だけのためにお金を使うのは効率が悪いという論理。どうせ広い土地があるなら、公園を増設した方が良いという、しみったれた貧乏根性の結果。

 どうしても建設できないなら、近隣の遊休地を土日だけ駐車場として借り上げるとか、いろいろ方法はあるのだ。実際、大公園では休日だけの私設駐車場がたくさんあって、一日500円などという結構な値段でボロ儲けしている。おっと、そういえば、この間の「埼玉スタジアム」のレッズ戦では1,100円なんて凄玉もあった。実際、あそこで土日だけでも営業すれば儲かるだろうな、と思いつく公園は、「埼玉スタジアム」の他にも即座にいくつも思い浮かぶ。その気になって考えれば、もっと良いアイディアがあるだろう。

 駐車スペースが無い場合はどうすべきか。頭が痛い問題だ。お弁当は持ってきた。子供たちは楽しみにしている。行動は3パターンしかない。(1)諦めて別の公園へ行く。(2)辛抱強く駐車スペースが空くのを待つ。(3)我慢出来ず路上駐車する。……帰ってしまう人もいるんでしょうね。ぼくも駐車スペースが無いために、目的地を変更して彷徨ったことがある。結局、それでその日は終わった。一番オススメなのが、(2)かな。当たり前やね…。辛抱強く待てば必ず道は開けるのだ。人間辛抱が大切。

 しかし、大半の人は(3)を選択する。だから、路上駐車は減らない。でもねぇ、心情的には一概に責められない部分もあると思うんだよねぇ……。取り締まりも恣意的だもんなぁ。

2002年3月11日(月) 読書感想『探偵はバーにいる』 人間臭い便利屋探偵シリーズ第一作

2002年3月10日(日) 埼スタの芝は大丈夫そう

 アクセス解析を導入したことは前に書いた。「ぼく的楽天生活」は訪問者の70%がリンク元「不明」で、これはブックマークからが大半だと思われる。Yahooを始めとした検索エンジンからの訪問者は15%程度に過ぎない。 「公園は行こう!」は対照的で、ほとんどがブックマークと思われる「不明」は20%程度で、訪問者の50%以上が検索エンジンからおいでいただいている。春の陽気の今週末はカウンターもうなぎ上り。アクセス解析によれば、「公園へ行こう!」へは昨日一日で311件のアクセスがあった。そのうちの171件が検索エンジン。普段の日の約三倍という計算だ。昨年も書いたけど、「カウンターで春の訪れを知る」なのです。

 好天に恵まれた土曜日は、長男と埼玉スタジアムでサッカー観戦だった。キックオフは19:05なのだが、ホームの開幕戦ということでみんな気合が入っているだろうと推測。午後1時半過ぎにカミさん運転のクルマで出発した。並びの列に加わったのは2時半近く。それでも大変な人数が並んでいた。チケットの売れ行きは悪いらしいが、これじゃあ良い席は望めないと半ば諦めて、持参したレジャーシートに腰をおろす。燦々と降り注ぐ陽光の下、買ってきたハンドブックとマッチデープログラムはサッと目を通しただけで、東直己『バーにかかってきた電話』を読みふける。長男は『ホビットの冒険』に夢中。気持ちが良い。しかし、花粉も相当だったようで、抗ヒスタミン剤を服用し、点鼻薬、目薬、マスク、と対策は万全だったはずなのだが、襲い掛かる花粉症の症状で満足な読書はできないまま開場となった。

 開場は4時。「走らないでください!」と言われても自然と走ってしまう。目指すはバックスタンドのハーフラインからちょっとホームよりの席。コンコースを駆け抜けて、バックスタンドへ入って驚いた。ガラガラなのですよ。さすがにハーフラインあたりの席は難しかったが、おかげでほとんど思い通りの席を取ることができた。前から13列目、ハーフラインとゴールラインのほぼ中間の席。良かった。入場者は33,018人だったそうだ。自由席にすら空席が目立つ。原因はなんだろう。不甲斐ない前節、7時という遅いキックオフ、アクセスの悪さ、などいろいろ考えられるが、ぼくは7時という遅いキックオフが一番の原因だと思う。7/20の国立だってそれが理由でパスするんだから。昼の開催ならもっともっと入ったことだろう。あの雨の柏レイソル戦だって47,000人も入ったんだから。5時半過ぎに持参したおにぎりを食べ、試合開始を待つ。今年初のスタジアム。適度な緊張が心地よい。今年も始まったなぁ。

 結局、試合は負けて開幕2連敗となってしまったわけだけど、悲観はしない。2試合続けて、10人相手に点を取れないのは情けない。でも、運にも見放されているように思えるから。1点とれば状況が変わる。守備もそれなりに安定しているしね。勝って欲しいのは当然だけど、罵倒してもしょうがない。今朝は「浦議」で暗澹たる気持ちになった。「福田、自殺しろ」なんて、基地外がいるんだもんね。あそこはたまに2chよりも始末が悪くなる。

 今回の試合には、他にも見所があった。「芝」ですね。これは良かったですよ。選手がスライディングするたびにめくれていた芝が、昨日の試合では大きくめくれたと見えたのがほんの数回。ぼくらの血税一億円が無駄遣いされなくて済みそうだ。これは素直に良かった。

 さて、レッズは次節、アウェーで清水エスパルス戦だ。奮起を望む。

2002年3月8日(金) カミさんに向かって「ママ」とは呼べないよ

 なんとか言葉を操れるようになった次男は、母親のことを「ママ」と呼ぶ。稀に「おかんかん」。自宅では「お母さん」「お父さん」を徹底させているので、幼稚園の影響と思われる。その余波で、父親のことは「パパ」と呼ぶようになってしまった! 前に何度も書いたが、ぼくは「パパ」と呼ばれたくない。願わくば「おっとう」なのだが、これは家族の協力が得られなくて頓挫したまま。「お父さん」は「お母さん」よりも難しいらしくなかなかうまく発音できない。できても「おぽーぱん」がいいところ。イヤ、これで充分よ。たゆまぬ訓練の結果、「パパ」が減ってきたので胸をなでおろしている。

 問題はカミさんの呼び名なのだ。夫婦の話なんてどうでも良いんだけど、一応話の前フリとして書いておくと、ぼくはカミさんのことを名前で呼ぶ。仮にアケミとしておこう。一般的には「ママ」とか「お母さん」とか呼ぶ傾向が強いが、ぼくはこれにも曰く言いがたい違和感があって、絶対に呼ぶことはない。必ず名前を呼ぶ。カミさんに向かって「お母さん」って呼びかけるなんて、絶対におかしい。冗談じゃない。

 さて、ある週末、カミさん運転のクルマで買い物に行った帰りのこと、女性にありがちな傾向なんだけど、幹線道路に合流ができず、しばらく停まったままキョロキョロしていたことがあった。そのとき、後部座席でいきなり次男坊が叫んだのだ。「アァケミ、はやくいけよぉ〜」 これはですね、お察しの通り、全部父親に責任があるのです。カミさんにもガンガン言われた。ぼくが名前で呼びかけるから。ぼくがカミさんに同じような乱暴なことを言ったことがあるから。真綿の吸収力を持つ次男の脳神経は、母親=アケミとつなげてしまったのだ。ぼくの呼びかける音を聞いて。

 それ以来、次男は日常的に母親に向かって「アケミ」と呼ぶようになった。カミさんにとっては、許しがたいことだったらしく、かなり真剣に矯正していた。奏効して、「アケミ」がなんであるかもわかったようで、最近は少なくなってきている。「おぽーぱんは?」聞いてくるようにもなった。しかしねぇ、結婚前は某女性エッセイストの本に感化されて、女性が名前を呼ばれることに拘りを持っていた彼女なのだ。ぼくもその本を読んだけど、女性の自立と、そういう家庭で便宜的に行われていることを取り違えたように思えたので、半ばけんか腰で話したこともあるくらい。この話の趣旨とは違うんだけどね。

 その彼女が、ぼくに「お母さん」と呼べという。そうかなぁ、ぼくがキミのことをアケミと呼んだから、次男は名前の意味合いを覚えたんだと思うんだけどなぁ。呼び方から社会を分析するのも結構だけど、家庭や親子にはそういう表層的な事柄を超えた感情があると思うんですよね。なら、便宜的でいいから、「お母さん」と呼ぶべきだ、とか。ぼくだって、子供たちに向かって「アケミはどこに行った?」とは言わない。ちゃんと「お母さん」という単語を使うのだ。このくらいで勘弁して欲しいんだよねぇ。

2002年3月7日(木) 二歳の卒業式 「ぱっぽうぱぴぱぴ」??

 ちょっと言葉の発達が遅れた子供と親のために、市の保健センターが主催している「たんぽぽ教室」という親子教室がある。言葉の遅れている次男は昨年の一月から通っていた。因みに今年の4月で三歳。一時は自閉症を疑るほどで、昨年の日記にはそんなことをいろいろと書いた。自分でもいろいろ調べ、いろいろな人に話を聞いてもらった。それなりに実践もした。しかし、言葉はなかなか出ない。

 兆しが見えたのは昨年の11月ころだった。ある休日の朝、次男が何事かしゃべっている。よく聞き取れない。「ぱっぽうぱぴぱぴ」?? 単語が出ているのは知っていたが、もしかしたらこれは二語文? それともいつもの楠語? カミさんに聞いたら「納豆食べたい、って言ってるのよ」 ……だそうだ。それから注意して聞いていると、確かに、何かを食べたそうなときは「ぱぴぱぴ」と言う。小躍りしましたね(^o^)。

 12月からは、幼稚園に入れた。以来、驚くほど言葉が出るようになり、今や最低限の日常会話ができるまでになった。しかし、はっきりとした発音ができない上、相変わらずちょっと変わっていて、母親を悩ませる毎日らしい。その間、月に2回の「たんぽぽ教室」にもずっと通い続けていた。ぼくは、次男の言っていることが1/3くらいしか理解できない。それでも、今日はとても嬉しいことがあった。「たんぽぽ教室」を卒業することになったのである。

 今日、3月7日。一年と二ヶ月ちょっと通った「たんぽぽ教室」でささやかな卒業式が催された。「だれだれくんが卒業だったのよ」「なになにちゃんが、ママぁ〜、って大きな声で言えたのよね」カミさんが話してくれるたびに、心の底から羨ましいと思った。当時は、「指差し」もできなければ、視線を合わせられない、壁伝いに歩くというおかしな癖があって、奇声を上げて走り回るわ、「クレーン現象」は見られるわ、もう、わが家は真っ暗だったのだ。

 カミさんが同じ組の親子と保健婦さんの前で挨拶をしたそうだ。彼女は感情をあまり表に出さないタイプなので、クールでサバサバしているように見えたかな。この一年たいへんだったことでしょう。通い続けた彼女の心境は察して余りある。保健婦さんたちお手製の卒業証書には寄せ書きがあった。暖かい言葉が並んでいた。とにかく良かった。というわけで、今日はわが家にとって忘れられない日となった。

2002年3月6日(水) 読書感想『探偵はひとりぼっち』 便利屋、「若気の至り」の最後のまつり

2002年3月5日(火) 阪神タイガースと浦和レッズは似てる?

 今年のJ1は夜のキックオフが多い。テレビ中継との関係? それにしてもこの前のTBSの放送はひどかった。3/2の開幕戦もひどかったが、翌日のレッズ戦はもっとひどかった。解説者と実況の音声に、突然バカでかい音が無神経に被さってくる。あっけにとられて最初はなんだかわからなかった。なんのことはない、他競技場に動きがあったことを知らせる爆音なのだ。注意を引きたいのはわかるが、もっと上品でできないかね。レッズの苦戦もあってイライラしっ放し。埼玉テレビの放送は良かった。

 嗚呼、レッズ……。今年は我慢の年だなぁ。我慢は良いんだけど、戦う姿勢が見えないのは気にかかる。前日のアントラーズ・秋田のヘディングみたいな気合を見せて欲しい。今週末はアントラーズを撃破したFC東京が相手。スタジアムに行くんだけど、気が重いよねぇ。アリソンは動かない上に、エメルソンしか見ていない。福田がいるんだよ! エメルソンにボールが渡れば渡ったで、何があっても誰にも渡さない。お前はジャイアンか。サイドをいくら突いても突破できない。山田は相変わらず気分屋だし、たまに良いクロスが上がってもゴール前に誰もいない……。あれじゃあ勝てるわけない……、けど行くんだよなぁ……。

 一応、今年の観戦予定は下記の通り。
○3/9  FC東京戦(埼玉スタジアム) 19:00
○4/7  サンフレッチェ広島戦(駒場スタジアム) 15:00
○4/20 東京ヴェルディ戦(東京スタジアム!) 16:00
 これで、ワールドカップ休戦に入って、その後は、
○7/13 ジュビロ磐田戦(埼玉スタジアム) 19:00
○8/17 ジェフ市原戦(駒場スタジアム) 19:00
 ここまでで第1ステージ終了。第2ステージは埼スタの3試合は決まっているけど他は未定。7/20のコンサドーレ札幌戦は余裕でチケットが手に入るんだけど、国立競技場で夜7時キックオフなんだよね。子連れには厳しい。うまくいっても帰宅は11時を過ぎそう。最悪の場合、帰宅したら12時近くなんてことも考えられるのでたぶんパスすると思う。

 ところで、タイガースとレッズは似ているらしい。同僚に言われた。そう? フロントもファンも似てる、って言うんだけどそうかなぁ……。レッズってそんなイメージがあるのかなぁ。タイガースファンだってそうだと思うけど、レッズのサポだって、決して自虐的じゃないんだよ。

2002年3月4日(月) 「ぬるい」リストは更新してこそ

 東直己さんの著作リストを作ってみた。先週の土曜日の話で、すでにアップしてあるんだけど……。こうやって整理してみると著作の系譜がよくわかるかな。これまで1年に1作〜3作程度出版していたのが、昨年(2001年)には一挙6作が上梓された。その内2作は短編集だから、たまたま溜まっただけかもしれないんだけどね。賞取りが影響したのかも。ブレイクしたかな? 

 実は、著作リストを増やすのはもうやめようと思っていた。理由は簡単で、メンテナンスが大変だから。それに、今はオンライン書店が浸透してきて、こんなモノがなくても簡単に好きな作家の著作を調べられるから。まあ、自己満足以外のナニモノでも無いですね(^^;;;。ところが、今回、東さんの本を読み進んで一番困ったのが、シリーズ物の順番というか系譜がわからないことだった。もちろん、ネットでも調べてみたんだけど、ロクな著作リストが無い。3年も4年も更新してないとか、どれが<俺>シリーズでどれが……かわからないとか。

 無きゃ自分で作っちゃえ! というのが信条なので、半分以上自分のために、あちこちのオンライン書店を見ながら作った。え? そうですよ、メンテナンスも全部オンライン書店で情報を得てます。だから、某サイトで話題になった「ぬるい」リストということになるかな。別に研究しようってわけじゃなくて、ただ、読む人の参考になれば良いなって程度だから。そうそうソープ探偵は文庫だった。

 しかしなぁ、著作リストと銘打っておいて、3年も4年も更新しないのはどうなんだろうか。自分でやってみてよ〜くわかったんだけど、作家の著作は亡くならない限りどんどん増えるのだ。メンテナンス命。著作リストと謳っている以上、頻度は置いておいても、ともかく更新しなければダメ。更新する意思が無いんなら削除すれば良いと思うんだけど、なんでいつまでも放っておくのかな。よくわからない。

 サイトを開設した当初はこの手のデータを載せたくなる。他にも賞データとかベスト10データとか。意欲には波があって、情熱は尻すぼみになるもんだけど、その波をうまく制御して優先順位の上位をキープし続けてほしい。ぼくはこの手のデータの更新をする意欲がなくなったら、さっさとサイトから削除するつもり。おっと、他人のことをとやかく言う前に、自分の資料室「ミステリハンドブック」を更新しなくちゃ。……じゃなくて削除か…(^^;;;。

2002年3月3日(日) TBSにサッカー中継の資格無し!

 早朝、というか夜中の3時に喉が痛かゆくて目が醒めてしまった。それ以来、目のかゆみ、喉の痛かゆみ、鼻詰まり、くしゃみ連発で眠ることができない。一時間近く布団の中で悶絶したのち、どうせ眠れないんならと、こうしてパソコンの前に座っている。今日は久しぶりの床屋へ行かなくてはならないし、図書館へも行かなくてはならない。Amazonから、『指輪物語』を発送したというメールも来ているし、午後3時からは浦和レッズの開幕戦をテレビ観戦しなくてはならない。

 ところで、昨日のJリーグ開幕戦「鹿島アントラーズvsFC東京」のテレビ中継はひどかった。なんで、試合中にCMを入れるのさ? CM中にゴールでもあったらどうしてくれんの? それにあのエコヒイキの解説とお馬鹿なアナウンサー。元々、金田の解説が嫌いなせいもあるんだけど、なんであんなにアントラーズ寄りなのさ? もっと中立でゲームを分析しろよ! 浪花節はもうたくさんだよ。

 「アジアの電柱」高木はなんだ。攻防が激しくなると突如音声に潜入してきて、テレビ観戦の流れをぶち切る最悪の解説を垂れ流す。昨年のジェフ市原戦(だったと思う)で、わけのわからないジェフ贔屓の解説が耳に新しい。なんだか知らないが、水沼と蝶野(!!)まで用意してあった。ゴールのあとのりプレイは良いが、昨日のTBSは過剰なまでに何度も何度もゴールシーンをリプレイしてゲームを見せないのですよ。唯一、低めでアップしたカメラワークが良いと思ったが。今年はずっとTBSなんだよな……。

 今日のレッズ戦が思いやられる。レッズには知名度が高くて一般ウケするスター選手がいないからね。きっと、俊輔俊輔ってことになりそうな気がする。下馬評でもマリノス優位らしいし。クソっ! しかし、来週の土曜日、埼玉スタジアムであの攻撃的なFC東京を相手にするのか……。原も気合入れてくるだろうなぁ……。と、すでにネガティブになってしまう悪いクセのレッズサポなのでした。だって、レッズはさ……。

2002年3月2日(土) 『指輪物語』&東直己『消えた少年』

 浦和レッズのチケットやら、次男のジュニアシートやら自分の本やら、3月のカードの支払いが恐ろしいほど買いまくったのに、早朝のAmazonで『指輪物語』の文庫版全9冊セット(6,300円)を購入してしまう。月末が思いやられる。カミさんは文句タラタラ。すまん。

 『指輪物語』って、聞いたことはあったけど全然興味がなかったのです。最近、掲示板に来てくれた方の書き込みで興味が湧いてきた。不得手のファンタジーだから、とは単なる言い訳に過ぎない。流行り物に興味がないと遮断してしまうのは簡単だが、30年もの間ずっと疎外して好奇心すら持たなかったのは、我ながら偏狭だったな、なんて。なんとなく、早朝のネットで調べてみるとこれがなかなかおもしろそう。で、思わず……。

 ハリ・ポタとダレン・シャン以来、読書づいてきた長男にと思って買った。子供の本に親が口出しするのは良くないが。ミステリ・冒険小説好きの父としては、ルパンやシャーロック・ホームズや『十五少年漂流記』系へ進んでくれると嬉しいんだけど、本人はあまり気乗りがしないようで。また、息子と競争するように読めると嬉しい。そして、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行く……。こんな展開を期待しつつ休日出社。


 読書感想『消えた少年』 東さんは普通に女性を描くのがとてもヘタだ

2002年3月1日(金) 読書感想『残光』 東直己オールスターズ