2001年4月30日(月) 読書感想 『ストロボ』 真保裕一

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2001年4月29日(日) 放っておいてもカウンターが上がる!?

 「ぼく的楽天生活」が170/一日くらいあってもあまり信用しないことにしている。DreamNetのカウンターは不用意にTOPページを読み込むとカウンターが上がることがあるのだ。たまに見に行くサイトでは、TOPページからリンクを張ってあるコンテンツに飛ぶだけで一つ増え、戻ってきてまた一つ増えるようなカウンターもあるので、それよりも少しはマシかなと思う程度である。

 ぼくのもう一つのサイト「公園へ行こう!」を置いている@Niftyのカウンターは、「ぼく的楽天生活」のDreamNetなんかよりはずっと厳密で、リロードボタンを押したってカウンターが上がるようなことはない。唯一、同時に誰かがアクセスしている場合に上がるのみ。ReadMeほど厳密ではないけれど、@Niftyのカウンターはとても信用している。

 だから、「公園へ行こう!」で205/一日という過去最高を記録した今日はちょっと嬉しい。ゴールデンウィーク初日とはいえ、日曜の外を見れば雨。しかも、最近は自分の足の故障のため、まったく更新していないのにありがたいことです。更新しなくちゃなぁと思っても、足が思うように動かなくてどうしても二の足を踏んでしまう。近場の公園ならしょっちゅう行っているのだが、もう紹介し尽くしているので、標的は遠い公園ばかりなのです。

 「ぼく的楽天生活」は更新しないと三割以上アクセスが減るみたい。これは「日記才人」や「テキスト庵」で更新確認をして訪問してくださる方が多いということでしょうか。ミステリ系では、「ミステリ系更新されてますリンク」というのがあって、そこにも登録してもらっている。自動取得なので、ぼくがTOPページをいじったりすると反映されてしまうので、ちょっと心苦しかったりする。

 どうやら、このふたつのサイトは指向としては両極に位置しているようですねぇ。サイトを始める前に読んだハウツー本によれば、ヒットを稼ぐウェブサイトの特性として、資料性の高いことが条件のひとつにあげられていた。「公園へ行こう!」ばかりではなく、「ぼく的楽天生活」も資料性を、と考えて、資料室やら著作リストやらを入れたんだけど、本人が考えるほど意味は無いらしい。

 「公園へ行こう!」は今年になって一回も更新していない。それでも、休日には100以上カウンターが上がり、連休には200オーバーになる。たいしたこと無い数字だけど、改めてウェブサイトの意義を考えている。

2001年4月27日(金) クセになりそう

 Amazonからメール。「最初のレビュー」で3,000円のギフト券当選の通知だった。何度も書いているように、bk1では9,000円分のポイントを頂いている。が、Amazonでは初めて。うれしい(^-^)。送られてきた16ケタの数字を購入手続きのときに入力するシステムだそうだ。3,000円目一杯使って、足りない分はカードで支払えるそうなので、『模倣犯』を買おうと決めている。

 bk1といい、Amazonといい、クセになりそうだ。実は、調子こいてbk1には数え切れないくらい送っている。正確な数字は忘れたが、たぶん20本くらい。どちらも「未発表に限る」としてはいないようだから、重複して投稿してもかまわないんだよね? これが、「未発表に限る」となったら判断が難しい。自分が運営するウェブサイトに掲載した場合はどちらに含まれるのか。もしかしたら、近いうちに「他サイトへ投稿していない書評に限る」くらいの縛りは設けるかも。

 Amazonへは、『チーズはどこへ消えた?』の感想も送ってある。だが、どうも掲載されないようだ。たしか、4/22に投稿しているはずだから、今掲載されていないということはボツになったのでしょう。アメリカ人に向かって馬鹿だのなんだのと書いたからか? 公序良俗に反する? たしか、掲載されない理由を教えてくれると読んだ記憶があるので、暇つぶしにメールを打ってみようかな。

 と、ここまで書いたところで玄関チャイムが鳴った。お届けモノでぇ〜す…、クロネコヤマトだ。なんと、今朝5時にbk1へ注文した本がもう届いてしまったのだ。注文後15時間で到着。新記録の樹立。連休前で特別早いんだろうけど、朝注文した本が夜には届いてしまう。いやはや、とんでもない時代だ。

2001年4月26日(木) 読書感想 『斧』 ウェストレイク

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2001年4月25日(水) たまには手紙もいいもんだ

 毎度ながら、連休前は殺人的に忙しい。残業はしない主義だから、足りない時間は早朝で埋めるしかない。ってわけで、今日は7時過ぎに出社した。自宅を出たのは5時半過ぎ。今週末はこんな調子で続きそうだ。朝5時といえば、今ごろはもう明るくなっているけど、冬場はまだまだ夜の続きですよ。

 2003年からサマータイムが導入されるらしい。そうなったら、早出するときは年中真っ暗なうちに家を出ることになりそう。個人的には歓迎できないなぁ。そりゃあ、夜が長くなって良いことはいろいろとあるんだろうけど、日本の風土に合いますかどうか。4月の第一日曜日から10月の最終日曜日までらしい。来年法制化を目指すんだと。

 さて、朝はゴミを持って出るぼくの手には、帰宅時には必ず郵便物が握られている。早朝出勤した日だって日課は変わらない。今日は、カミさんの子宮検診の結果と、珍しい友だちからの手紙があった。大学時代の同級生で、何度説明されてもわからない商売をやっている女友だち。ボディデザインとか言うらしい。一度彼女の仕事場で見たんだけど、健康系の雑誌には幾度となく紹介されている。「バストアップなんか簡単にできちゃうんだよ」 なんて言うから余計わからなくなる。

 なんでも、半年くらい前にパソコンを買って、たまに客とやりとりをしているらしい。今、ウェブサイトを製作中なのだそうだ。で、知恵を貸して欲しいとかどうとか、たまにぼくのサイトを読んでいるとか、徒然なるままB5用紙二枚にびっしりと文字が並んでいた。いやあ、新鮮だったですよ。きちんと手書きの文字が並んだ手紙をもらったのなんて、いつ以来か思い出せないくらい。メールが当たり前の世の中、手紙なんて長いこと書いたことがない。それも手書きなんて。

 手書きの手紙は、間違いなくメールやパソコン書きの手紙よりも力がありますね。手書き文字の暖かさというか、文字から伝わる相手の気持ちというか。線の強弱や、間違いの修正、字の大きさのバランス、文字通りの行間、そんな取るに足らないひとつひとつにパソコン文字では絶対に不可能な何かがこもっている、あるいはそう錯覚させる何かが潜んでいると思うわけです。

2001年4月24日(火) W98.Levi.3205←怪しい低級ウィルス?

 すっかり忘れていた。Gatewayマシンには「Norton AntiVirus」が標準でインストールされていたのでした。それならと、昨日この欄をアップしたあと、ウィルススキャンをした。意外と時間がかかるのですね。HDがうなりをあげて働いているのはわかるのだが、処理具合を示すゲージは一向に進まない。待っていられないので、そのままにして風呂に入った。出てきたら終了していて、ふたつのファイルがウィルスに感染していることが判明。スキャンは10分程度で終わったらしい。

 「Norton AntiVirus」が検出したウィルスは、「W98.Levi.3205」と暗号のような名前がついたウィルスだった。Nortonが表示したウィルス情報をそのまま書くと、「名前:W98.Levi.3205 別名: 感染場所:.EXEファイル 発生率:まれ 長さ:3205バイト」。Nortonが表示した特徴を同じくそのまま書くと「メモリ常駐〜いいえ 発症イベント〜いいえ サイズステルス〜いいえ 暗号化〜いいえ 完全ステルス〜いいえ 他形態〜いいえ」だそうだ。

 チンプンカンプンですよねぇ。「別名:」の後がブランクなのは、実際にブランクだったためで、別名が無いということでしょう。「発生率:まれ」 ってのがふるっている。「長さ:」って単位がバイトだから、大きさということでしょうか。ウィルスの大きさを長さというなんて初めて知った。本物のウィルスを模倣しているのかな。ともかく、名前の末尾の「3205」はウィルスの大きさ、というか長さのようだ。頭の「W98」は当然Windows98だよね。真ん中部分が意味不明。

 特徴の欄に目を転じてみる。全部「いいえ」。「メモリ常駐」「発症イベント」「サイズステルス」?? なんとなく想像できそうな項目もあるが、ともかく、この6項目が全て意味不明。「いいえ」なんだからNOということでしょう。つまり何も無しということ? よくわからんなぁ。稀にしか発生しない、あまり害のない低級ウィルスと読めるんだけど、ホントのところはどうなんでしょうか? 

 おっと、昨日も書きましたけど、この程度のウィルスでも右往左往しました。くれぐれも強力なウィルスを贈ってやろう、などという親切心は起こさないで。

2001年4月23日(月) これってウィルス?

 メインマシンがウィルスに感染してしまったらしい。らしい、などという心もとない認識しかできないのは、ネット生活で初めて被った感染で、事情がよく飲み込めていないから…。ネットをはじめて約五年、これまでウィルスらしきファイルも受信した記憶が無い、時代遅れのネットワーカーだったわけ。ともかく、exeファイルなんか送られて来ようもんなら、なんでもかんでも無条件に削除していました。

 ことの始まりは、大学時代の同級生からの不可解なメールだった。すでに破棄してあるので詳細は忘れたけど、タイトルに「WORD6.0」なんてあって、本文には「Word document…」。それに、exeファイルが添付されていた。見ず知らずの方から送られてきたexeファイルなら、ともかく無条件に削除する。だが、知り合いだからと脇が甘くなってしまい、指が勝手に動いて問題のexeファイルを思わず…。あ! と思ったときはすでにクリックした後だった。

 MS-DOSの窓が開いた。何かしたらしい。でも、何も起こらない。で、送って来た友人に「何を送って来たの?」なんて能天気な返信メールを打った。その夜届いた当人からのメールでウィルスの仕業と知った。なんでも、彼のマシンがウィルスに感染していて、マシンが勝手にメールを打ったんだと…。絶句。聞けば、そんなことをするウィルスもあるらしい。恥ずかしいことに、こんな初歩的なことも知らない間抜けだったのだ…。

 でも、特別おかしな動きはしないので、結構楽観的でありました。ところが、昨日の朝になって、急にパソコンが立ち上がらなくなった。最初からboot driveが見当たらないというとんでもないエラー。驚いて再度起動したらその後は問題なく立ち上がっている。よくわからない。次いでの不具合は、ブラウザからダイヤルアップネットワークを立ち上げると、なぜかプロキシの設定を読みに行ってしまう…。プロキシの設定なんてしていないので、当然ネットに接続できない…。最初からダイヤルアップネットワークを起動すると問題無いんだけど。

 きっと、今まで無縁だったのは運が良かっただけなのでしょう。それにしてもエライ迷惑な話。ったくウィルスに感染してるってわかっていたら駆除しろよ!! 知り合いからこんなメールをもらっても絶対に開いちゃダメなのね。最悪の場合を考えて、データを逃がしておかなくちゃ。そのときはまたまたたいへんな作業が待っている。その前にウィルス駆除ソフトを試してみて…。…ったく腹立たしい。

 ところで、勝手にメールするウィルスということは、ぼくからも送ってしまっている可能性があるのですね。これは怖い。過去にメールのやり取りをしたことがある方々、ぼくからの不信なメールが届いても絶対に開かないで。早急に駆除しますので。あるいは、OSの再インストール…。

 そうそう、これを読んで、そんなにウィルスが珍しいなら捕獲してあるヤツを贈ってやるぞ、という親切なお方、どうかお気持ちだけにしておいてください。

2001年4月22日(日) 感想 『Mr.クイン』 シェイマス・スミス

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2001年4月20日(金) 深夜のパニック

 先日二歳の誕生日を迎えたばかりの次男が、深夜12時半に起きだしていきなりパニックを起こした。最初は喉が渇いたと訴えたらしいが、ジュースを注がれたコップが気に入らなかったのかなんなのか、冷蔵庫の前でコップを振り回して大暴れ。珍しく一時間近く収まらない。もうクタクタですよ。収まっても、おぢは完全に目が醒めてしまっているから、ちょっとだけウトウトしたのみで出社した。

 その夜、日頃から沈着冷静なカミさんが結婚以来初めてキレた。深夜。それも寝入って二時間後の出来事。最初のうちはなだめすかしていたけど、二度目にジュースの入ったコップを振り回したときにブチンとキレたらしい。ポンポンポンって、オムツの上からオシリを叩く音が。そんなことしたって泣き止むわけじゃない。わかっているんだけど、頭が白くなったのだそうだ。そのまま自分の布団に入ってプイと横を向いた。次男は泣き喚く。あとは父親の出番。ああ、眠い。

 朝になって、「ジュンノのオシリが真っ青に腫れ上がってるぞ」 と脅かしたら、「仕方ないわよ。20発くらい叩いたから」 だそうだ。もちろん、腫れてるなんて嘘。ブラックだけど、こんな冗談でも言わないと朝の会話が始められなかった。暗いのと目が悪いのとで、次男のオシリを叩くカミさんの顔が見えなくてどこかホッとしている。もし、次男のオシリを叩くカミさんの顔を見ていたら、ネットで見てしまった久和ひとみさんの死顔と同じくらい目に焼きついてしまったかもしれない。しつけと称する虐待とは違う、精神が限界まで軋んで折れたような状態だから。

 ここのところ次男の動きが激しくなる一方なのに、意思の疎通がうまくいかずかなり参っていたらしい。まだ二歳になったばかりで、しかも、障害があるかも知れない子になんということを、とお思いの方が多いでしょうね。でもね、これはもう全面的にカミさんの味方ですよ。もちろん、幼児虐待を肯定するわけじゃない。けど、頭が白くなってしまう瞬間は、子供を育てた経験のある方なら一度や二度はあるはずだ。きれい事の理屈じゃ語れない。年端もいかない幼児を殴った記憶は、痛みを伴ってしっかり親の手に残るのだ。だから何度も同じ過ちを繰り返さないようにする。日常的に子供を捌け口にして虐待している親とは根本的に違う。もちろん、たった一回でも打ち所が悪ければ命に関わることだから反省すべきだけど、どこか冷静でオシリを選んでいるのもね。

 でも、虐待に走ってしまうしかなかった精神的な落とし穴は理解しなくちゃならない。先に言った、日常的に虐待している親だって、最初の一回目があったのだ。子供を殴った痛みが消えないうちに、正当化する姑息なこじつけ論理を作り出さないうちに、本人が気が付くなり誰かが手を打つなりしなければならなかった。核家族化が進んで、昔なら祖父母が一翼を担ってくれた責任まで、全部まとめて父親と母親に課せられる。これは結構重いですよ。逃げ場がないんですからね…。

2001年4月19日(木) 踏絵か、ファッショか? 『チーズはどこへ消えた?』

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2001年4月18日(水) 感想 『サリーは謎解き名人』 イヴァノヴィッチ

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2001年4月17日(火) オンライン書店で児童書が買えない理由

 はい、確認しました。bk1の書評ポイント増量期間中に投稿した16本のうち、15本が掲載されておりました。ダメだった1本が何だったかは覚えていないけど、パソコンの操作ミスだったのかなぁ、などと思ってしまうほどの広き門ぶり。たいへんな太っ腹だよなぁ、bk1。合計9,000ポイント、ありがたく頂戴いたしました。先のポイントはすでにぼくの本に化けているので、今回は子供たちに本を買ってあげました。長男には井伏鱒二訳『ドリトル先生』シリーズの月関連二冊、次男にはハム太郎のシール絵本。ドリトル先生は注文から到着まで23時間という最短記録を作って今日の夜到着。残念ながら、シール絵本は取り寄せだからもしかしたら在庫切れかも知れません。売れてるみたいだねぇ。

 今回、初めてbk1で子供の本を買ってみたけれど、多分に漏れずとても買いにくかった。何故って、本の分類とデータの揃え方がとても悪いのですよ。子供と一口に言っても、中学生から幼児まで実に幅が広いのに、リストが小学1〜2年向きとか3〜4年向きなど年代別で分類・編集されていない。本のデータに「○年生向き」とあればめっけもので、何も無い本がほとんどだからお手上げ状態なのです。

 いやいや、たいへんな作業でしたよ。「小学四年」をキーワードに検索すれば良いのかと思って試しにやってみても、たった59件しかヒットしない。こんなに少ないわけがないよねぇ。それもわかのわからん雑多な本が引っ張り出されて、まったく使い物にならない。今回買ってあげた本がヒットしないんだもんね。データベースがどういう作りになっているかはわからないが、なんとかならないもんでしょうか。ともかく今回は、各本に「○年生向き」というデータが揃っているカテゴリを見つけて、一冊一冊開いて確認してやっとこさ二冊買いました。おもしろそうだと思って買っても、年代が合わなければ無駄になってしまう。同じ小学生でも、1年と6年では大人と子供ほども違うのですよ。

 どこのオンライン書店も似たようなもんだけど、この点に限っては、ちゃんと年代別で分類している紀伊國屋Bookwebに一日の長があります。Amazonなんかもっとひどくて、どこを見ても「○年生向き」などというデータは一言もない。買ってあげようと何度も試みたが、その度に挫折している。今はもう買おうとも思わない。あまりに利用者無視のリストなので、Amazonにはメールしたことがあります。これじゃ商売にならないぞって。丁寧な返信をいただきましたが、未だに反映された様子はありません。だからAmazonで児童書は買えない。

 オンライン書店は、児童書が視野に入っていないのでしょうか? それとも他に理由がある? 一般書店でも児童書は陳列も少なく、在庫も少ない忘れられた存在です。だから、オンライン書店に負うところが大きいのです。ぼくだって紀伊國屋Bookwebを愛用していたときは、子供たちにしょっちゅう買ってましたよ。世の中少子化が進んで、子供にお金をかける親は増えているのです。インターネットを利用する年代を見ても、小さい子供を持つ親の世代が主力でしょう。考え直すべきなんじゃないかな? それとも、ぼくの知らない調べ方があるの…?

2001年4月16日(月) 感想 『モーおじさんの失踪』 イヴァノヴィッチ

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2001年4月14日(土) 盆と正月が一緒に来たような日

 何故かといえば、4月14日は次男とカミさんの誕生日なのです。次男は二歳。二年前のこの欄は、純粋な日記でありまして、読み返してみると当時の気持ちが蘇って感慨も新たになります。そうそう、次男が生まれて5日後に、長男が史上最大の喘息発作をおこしたんだった。昨年の日記にも長男とふたりで次男が生まれたころの日記を読んでいたというような記述があった。日記は良いもんです。

 多少コラム的な志向を強くしていたこの欄。その期間、昨年の5〜6月ころからは、ほとんど日記ではなくなっている。読む人を意識しての方向転換だったわけだが、それが読んでいる人に受け入れられているかどうかよくわからない。結局日記は日記だもんな。

 ともかく、わが家にとって4月14日という日は、「盆と正月が一緒に来たような日」なのだ。それに、父親の通院と長男のアレルギー性鼻炎の通院、その後はドラえもん映画へと息つく暇もなく動いた。映画を見終わったのが、午後3時半ころ。昼寝から起きた次男を伴ってトイざラスでプレゼントを購入。で、夕食時にピザとケーキでバースディ・パーティでありました。

 次男は、二歳になっても言葉は出ておりません。それでも、指差しはできるし、意思の疎通もできているので、一時ほどの心配はしていません。たまに同じくらいの子供がおしゃべりしているのを見るととても羨ましくなりますが、個人差があるものと、こちらも俯瞰できるようになりました。未だに「おっとう」とも読んでくれません(^^;;;)。「宇宙語」は達者なんですけどね。

2001年4月13日(金) 初ポイントで買った本

 3月22日の日記に書いたbk1への書評投稿、その後を書かなかったのは、全部ボツになったと思っていたからなのだ。だって「5日で登録します」と書いてあるのに、二週間経っても登録されないから。こりゃ完全にボツだな、と若干へこんでいた。でも、ほとぼりが冷めたら書こうとは思ってましたよ。正当な判断だよなぁ、って。それでいて、絶対bk1で本なんて買うもんかなんて…(^^;;;。複雑な心境だった。

 実はですね、その後も投稿してまして、600ポイント期間中に合わせて16本の感想を投稿しました。16本×600円=9,600円などというトラ狸状態が、日々萎んでゆく無残な情けない気分。二週間の間は毎日確認してましたよ。今週に入ってからは諦めがついて月曜に確認したのみ。

 で、今朝、6本で3,600円などという羨ましい日記を読んで、諦めの悪いスケベ根性がムラムラと湧き上がってきた。どうせダメなんだけどもう一回だけ見てみよう、と恐る恐るbk1へ…。したらあったあった! 3月21日の朝4本夜5本投稿したうちの8本が登録されておりました。すでにどの感想を投稿したかは覚えていないので、どれが落ちたのかは不明。ホントに9本だったんだよな…、どれか忘れた? ったく現金なもんだ…。

 なんというか、あんな代物でも自分が書いた文章がお金に化けるというのは気分が良いもんですねぇ。もらったポイントは4,800点。4,800円分の本が買えるわけ。堪え性の無い性格なので早速注文した。買ったのは、小太郎さんが掲示板で紹介していた『殺戮の女神』の他、『斧』『クリムゾン・リバー』『この世の果て』。送料もかかるのでこれが精一杯。残ったポイントはまた地道に投稿を続けて溜めるとしましょう。

 今朝は掲載を確認して嬉しくなってしまい、勢いがついて三本を投稿した。余勢をかっていろいろと調べてみると、昨日一日に掲載された書評は173本もあった。173本×600=103,800円!! これが多いのか少ないのはわからないが、こんな調子で一ヶ月続いたとすれば300万円以上の経費ですよ。2倍だから半額としても150万円。
 
 サイトで掲載している広告収入とかいろいろあるんだろうけど、評論家らへ支払う原稿料もあるだろうし、配送料も安過ぎるくらい安いし、書店ってそんなに儲かるのか? アメリカからはYahoo!が減収減益なんていう嬉しいニュースも入ってきている。たいへんなんだろうなぁ、などとつまらない詮索をしている。

2001年4月12日(木) これって被害者意識と違うのかな?

 ウチのカミさんをはじめとする自分の周りにいる何人かの女性の話。とても些細な言葉のことなんだけど、裏に隠された彼女らの憤りが聞こえてくる反面、聞いているこちらは途端に居住いが悪くなって、いつも注意したくなる言葉があります。

 何かといえば、受動態の使い方なのです。具体的には「汚される」というような言い方。あんまりカミさんを例にとると後が怖いのでほどほどにしますが、例えば食事中に子供がジュースをこぼして洋服を汚したという話をしているとします。彼女から出てくる言い方は「○○に洋服を汚されて…」「○○にジュースをこぼされて…」となるわけです。

 「受動態・受け身」をウェブの大辞林で検索したところによると、「(3)文法で、他者からの動作・作用を受けるものを主語として述べるもの。口語では助動詞「れる」「られる」、文語では「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)を付けて言い表す。「殺される」「ほめられる」の類。なお、「雨に降られる」のように、自動詞に受け身の助動詞を付けた言い方(迷惑の受け身といわれる)もある。」とありました。

 彼女らがその言葉を使うのには、掃除や洗濯をするのは自分だから、という意味があるのでしょう。実際に、他者から自分へ何らかの動作を受けてはいないにも関わらず、その行為によって自分は「掃除をする」「洗濯をする」という行為を為さねばならないので、遠隔的に作用を受けたということになるのかな。大辞林の最後にある、「雨に降られる」のような「迷惑の受け身」ということで理解してよいのでしょうか。

 迷惑には違いないですよねぇ。でも、ぼくがなんとなく嫌なのは、被害者意識が見え隠れするような気がするからなんです。迷惑というからには加害者・被害者が存在していますよね。まあ、考えすぎだと思うし、きれい事を言うつもりもないんだけど、「おまえ、そんな言い方はないだろう」と思ってしまうのです。

 主婦がこういう言い方をするのはわからなくもありません。でも、気をつけて聞いていると、意外といろんなところから聞こえてくるんですよね。こういうことに加害者・被害者はないんじゃないか、やっぱりそんな言い方は違うぞ、などと思いつつ、今日も子供が床にこぼした牛乳を拭いている父親であります。

2001年4月11日(水)  感想 『あたしにしかできない職業』イヴァノヴィッチ

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2001年4月9日(月) 「いちご狩り」でストレス解消?

 ここ数日調子が良く、このまま終息するかに見えた花粉症がよもやの大発作を起こして、朝から晩までティッシュの山を築きつづけた。やけに喉が渇くのも納得。だって、鼻の穴から水分垂れ流しなんだもんね。今回も右の鼻がひどい。左右の鼻で違いがあるなんて誰からも聞いたことがないんだけど。

 昨日は、庄和町へ「いちご狩り」に行ってストレス解消ができたと思ったのに、これで元の木阿弥だろうか…。…そうなんです。なんでも、みのもんたの昼の番組によれば、「いちご狩り」はストレス解消に良いんだそうだ。

 ちょっと前、確か痛風発作で会社を欠勤したときに見たのだが、番組で普通の主婦等がいちごを前にいろんな実験をさせられていた。自宅で食べられるいちごと、いちご狩りで食べられるいちごの量はこんなに違うとか、取って食べるという行為がストレス解消に良いとか、自然に親しむからアルファ波が出るとか、そんな内容。

 どれも果物狩りなら当てはまってしまう内容で、「いちご狩り」だけに限ったことではなかったと記憶している。ただ、いちごはビタミンCなどの栄養価が非常に高い。別に「いちご狩り」に行かなくても摂取する栄養は変わらないんですけどね。

 それでも鵜呑みにしたのには理由がある。ウチの長男坊なのだ。好き嫌いの激しい子が、先日出かけた菖蒲町の「いちご狩り」で見事いちご開眼。腰の重い彼にしては珍しく、今回はとても積極的だった。持参したミルクをかけて2パックも食べたのだ。

 嘘か誠か、帰宅して歴然とした効果が顕れた。普段なら、午後九時を過ぎてもうだうだとしているのに、その日に限って八時過ぎには風呂に入るわ、歯磨きも率先してやるわ、九時前には「おやすみなさぁ〜い」だもんね。

 出かける前に、「いちご狩りはストレス解消に良い」と刷り込んだおいたので、その気になったんだと思うけど侮れないですよ。先に上げた番組では、「いちご狩り」後ではストレスを示す何かの値が下がっていたし、自分も多少気分が良かったしね。まあ、みィ〜んな投げちゃいたい(ダゴン風)、は変わらないけど。たとえ気のせいでもさ。

2001年4月7日(土) 訪問販売あれこれ〜16万円のコンドーム

 悪質な訪問販売の手口が明るみに出て、昨年元営業社員が逮捕されたりするなど何かと話題の企業が、本社のフロアの真下に引っ越してきた。ヤマヒサとか新興産業とか丸八などと並び賞される(?)訪問販売の雄。急成長したベンチャー企業とかいう紹介をされることもある。

 その手の営業会社は、必ずと言って良いほど軍隊式営業をやっていると聞いていたけど、たいへんな徹底ぶりなのですねぇ。何って、朝礼なのですよ。始業間もないビル全体に、一定のリズムで声を合わせて掛け声をかけるなどの怒声が響き渡るのだ。それもかなり長い時間。気合一発!

 最初は、何を言っているんだろう? とか、訓練された掛け声のリズムのおもしろさ目新しさも手伝って興味津々だったけど、耳をすましても何を言っているのかさっぱりわからないし、慣れてしまえばうるさいだけなので迷惑この上ない。その後、みんなが同じ格好をしてぞろぞろと出発する。四人一組みたいですね。

 久しぶりに土曜出勤したら、立体駐車場前に金太郎飴みたいな若い男がぞろぞろいた。土曜日なのにご苦労さん。あ、土曜日は書き入れ時なのか…。あれだけ叩かれて、その上最近は大手メーカー品も出てきているからさぞたいへんでしょう。一時の経営危機は脱したようだが、底の浅い、気合一発の軍隊式営業では先が知れているかもしれない。

 買う人がいるから成り立っているんだけど、そのへんの構図に首を傾げてしまう。訪問販売の商品なんて買っちゃイカンですよ。でも、好き、というか弱い人はいるのですよね。前のカミさんが、コンドーム16万円也を訪問販売で買って頭抱えたことがあった。何個だったか忘れたけど、全部使う前に離婚したので、ひとつ残らず持ってってもらいましたけど。彼女は他にも訪問販売で、布団やら下着やら何やらいろいろと買った。ぼくの名前だから、離婚後もローンだけ残ったり…(-_-;)。 「だってぇ、トイレ貸してくれ、って来るんだもん…」 で、お茶でも飲みながら話しているうちに情が移ってしまう。

 企業側がどう逃げ口上を打とうが、企業ぐるみで強引な営業をしているのは間違いないよね。っていうかそれをしないとノルマが達成できない。モラルが無くなっていて、何でもOKの風潮が出来上がっている。やったもん勝ち。苦情の内容は、年寄りに強引に押し付けたとか、解約に応じないとかなんだかんだ…。

 訪問販売しなければ売れないような商品は、世の中に必要のないモノですよ。断固拒否すべき。営業トークに酔わされて良い商品だと思っても、自分が払う数十万円の二割から三割くらいがコイツの懐に入るんだと思ってさ。もっと? マルチやネットワーク商法よりもまだかわいいんですけどね…。

2001年4月6日(金) 最高傑作! 梅原克文『二重螺旋の悪魔』

 ちょっとスタイルを変えます。ちょぼちょぼと書いている読書感想文も一旦こちらに載せることにしました。日記の過去分へ流されたときに、正式な格納場所である「読書生活@○○」へ移動することにします。国内・海外のINDEXページにはどうするかとか、まだ考えがまとまっていないところもあるので、しばらく混乱するかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。というわけで、以下『二重螺旋の悪魔』の感想文です。


 『二重螺旋の悪魔』 梅原克文 角川ホラー文庫 平成10年12月10日初版発行 

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2001年4月5日(木) これが梅原克文の最高傑作

 昨日のこの欄について、メールをいただいたり、掲示板には現職の社会保険労務士の方までおいでいただいて、いろいろと貴重なご指摘をいただきました。ありがとうございました。最終項の「通勤時間の長い人は事故に逢う確率が高いから〜」は、どうも違うようです。社会保険では通勤費を給与とみなしていることが真相らしい。給与じゃないんですけどね。こういうときホントにネットは便利です。

 ところで、『二重螺旋の悪魔』が佳境に入っていて、気になって仕方がない。物語がどんな結末を迎えようと、これが梅原克文の最高傑作であることは間違いない、と断言してしまおう。『ソリトンの悪魔』もおもしろかったが、『二重螺旋の悪魔』のおもしろさの比ではない。梅原克文って、とんでもない作家だ。よく読むといろいろな映画や小説の影響が見られるんだけど、補ってあまりある類稀な想像力と、スピード感溢れる展開と、あの派手で独特のレトリック…、たまらない、おもしろい。

 残念なのは、梅原さんが退行しているような気がすること。『カムナビ』と『二重螺旋の悪魔』じゃ比較にならないでしょう。処女作が最高傑作で、そのまま消えてしまわないように願うのみだ。サイファイ論議も良いけど、作家は看板になんか拘らずに作品の質を上げてこそだと思うので。

2001年4月4日(水) 遠距離通勤者は大損している〜社会保険料の疑問

 春四月。わが社にも何人もの新人が入社してきた。何の因果かそっち系の仕事もしているので、雑用に追いまくられて落ち着けない。足もまだダメだし。ところで、手続きをするときに毎回疑問に思うことがある。交通費なのである。給与には含まれないが、社会保険では含まれてしまうのだ。いつも割り切れない思いで手続きをしている。

 社会保険では事務簡略化のために、給与総支給額を等級で表す標準報酬月(日)額を用いている。政府管掌健康保険を例にとると、総支給額が330,000円以上350,000円未満なら、標準報酬月額は340,000円で21等級となる。この月額の173.5/1000が厚生年金保険料の月額で、被保険者と事業主とで折半するわけである。

 ここに交通費以外の支給額が、345,000円の社員がふたりいるとする。ひとり(A)の交通費は一ヶ月あたり4,900円。総支給額は349,900円なので、Aの標準報酬月額は340,000円の21等級である。もうひとり(B)はぼくみたいな遠距離通勤者で、一ヶ月あたりの交通費は25,700円だ。Bの総支給額は370,700円となり、なんと2等級アップの23等級になってしまうのだ。標準報酬月額は380,000円。算出される保険料は厚生年金と健康保険を合わせれば、被保険者負担で5,170円の差が出てしまう。つまり、このふたりの手取りの給与額は5,170円も違ってくる。これに労働保険料や介護保険料が加わるともっと差は広がる。

 これはおかしいですよ。ぼくみたいな遠距離通勤者にはひどい仕打ちと言わざるを得ない。通勤時間の長い人は事故に遭う確率が高いから、というのが理由らしいが、事故だから事故なのであっていつでも遭遇する可能性があるのだ。上記で言えば、年間6万円もの違いがでるほどのものでは決してない、と思う。それにこの論法は、健康保険や労働保険なら少しはわかるが、厚生年金保険料や介護保険にはまったく関係ない。家族もいるだろうし。それとももっと他に違う理由があるのだろうか?

 ※上記、特に最終項「通勤時間が長い人は事故に遭う確率が高いから〜」について、社会保険労務士のよんひゃんさんからご指摘がありました。通勤途上の事故は労災扱いですから、この論法は健康保険にも労働保険にも当てはまらない。単純に、社会保険法では「通勤費」を「給与」として考えているから、が正解のようです。

2001年4月3日(火) 対極に位置する作家ふたり

 『さらば、カタロニア戦線』の解説で評論家の北上次郎さんも書いていたけど、作家は大きくふたつのタイプに分けられる。人物造型に優れた作家と、プロット重視型の作家とに。今更言われるまでもないことなんだけど。もちろん、これらふたつのハイブリッド作家も存在するわけで、最近のスティーヴン・ハンターなどはまさにハイブリッド型でしょう。

 なんでこんなことを改めて考えているかというと、今読んでいる梅原克文『二重螺旋の悪魔』なのである。おもしろくておもしろくて痺れまくっている。読み始めたらページを繰る手を止められない。ともかく抜群のストーリィテリングで、よく言うジェットコースターノヴェルとはこういう作品のことだとの最高の見本。

 ところが、登場人物に目を転じると途端につまらなくなる。昨年の『カムナビ』でも、腰の据わらない軽薄な主人公らの無軌道ぶりに、情けないくらいに腹が立ったものだが、その発露はすでに処女作である『二重螺旋の悪魔』のころからあったのだ。というか、人物たちの根本は何も変わるところがない。

 それでも、『二重螺旋の悪魔』の人物たちがまだマシに見えるのは、ステレオタイプな人物たちでも、まだ人間らしさというかある種の熱というかが感じられるから。つまり、作者が登場人物に極端なデフォルメを施す手法をまだ確立していなかったからなのですね。加えて、『カムナビ』よりも数段上の手に汗握る無類のストーリィテリング。人物のまずさを忘れさせてくれるのだ。

 人物造型に優れた作家として対極に鎮座する作家の筆頭は、間違いなく花村萬月ですね。このふたりを並べる無神経さは置いといて…。萬月さんの作品の特徴は、ともかく熱く圧倒的な登場人物たち。この人物たちが無類の文章力で描かれる濃密な小説世界は萬月さんならではのものだ。

 今や芥川賞作家として押しも押されぬ地位を獲得したが、悲しいことに、ストーリィに広がりが無い、などと素人っぽい酷評をされていた時期があったのですね。登場人物たちが旅に出るのは、少しでもストーリィを広げるためだとかなんだとか言われたとか言われないとか。萬月さんの作品でプロットがどうとかなどと言ってはダメ。

 さて、ふたつのタイプのわが国最高のハイブリッドは誰だろう? 思い浮かばないなぁ…。誰か思い浮かびますか?

2001年4月2日(月) 迷走? 「家電リサイクル法」

 案の定というか何と言うか、コジマ電機は4/1(日)に店頭で「同種の商品を購入する人は(収集費は)無料」と告知したらしい。コジマにしてみれば、今まで通りだから規定の路線だったのでしょうね。次に控えているのは、リサイクル料を当店でどのくらい負担します、だろうか。

 そしたらその日のうちに、経済産業省から横槍が入ったそうだ、無料はマズイと。コジマでは緊急役員会を開いて一律500円を徴収することで決着。4/1購入分は無料で、それ以降は有料ということらしい。3/31のこの欄の話に戻るんだけど、じゃあ3/31とか、配送が4月にずれ込む時期に買った人はどうなるの? やっぱり500円? コジマ以外でも、一律1,000円とか思った通りの展開。ホントにおかしな話だ。過渡期ということで諦めるしかないのかな。

 対外的なええかっこしぃだな。こんなことしたって、不法投棄は減らないだろうし、逆に増える一方でしょう。山の中だの河川敷だのに捨てられたゴミの処理は、ぼくらの税金でまかなってきたんだから、実質的な増税と変わらない。というか、本当にリサイクルしようという意欲が見えない。販売店もかわいそうで、これで小さな電機店は更に生き延びる可能性が減ったことになる。

 ペットボトルとか、すでにリサイクルが進んでいるモノについても後手後手。これは、自治体がやるのか国としてやるのか。そこらへんが曖昧で、自主的に進めていた自治体は前に「容器包装リサイクル法」が施行されたときも右往左往だったことを思い出す。

 どうせ、実質的増税ならば、デポジットはどうかな? う〜ん、容器なんかはデポジットでもいいと思うけど、大型家電はどうなんでしょうね。運用を考えれば、当初はいろんなところから軋轢が出るだろうけど、やっぱりデポジットが良いのかもしれない。大型家電に関しては、効果が出るまで時間がかかるけど。こんな穴だらけの「家電リサイクル法」なんかより、ずっと前向きでいいかも。
※事実誤認がありました。放っておくのはとても恥ずかしいので訂正しました。仕事中にコソコソ書いちゃいかんな…。